小林 古径（こばやし こけい、1883年〈明治16年〉12月30日 1957年〈昭和32年〉4月3日）は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家で、端正な線描と格調高い古典的作風で知られます。
近代日本画の確立に大きく貢献した巨匠の一人です。

■ 略歴
1883年　新潟県高田（現・上越市）に生まれる。
1896年　東京に出て梶田半古に師事、日本画を学ぶ。
1904年　日本美術院の創設メンバーに加わり、横山大観や下村観山らと親交を深める。
1914年　院展の中心作家として活躍。
以後、日本美術院の再興に貢献。
1930年　帝国美術学校（現・武蔵野美術大学）教授に就任。
1937年　第1回文化勲章受章者に選ばれる（実際の受章は辞退）。
1950年　文化財保護委員会専門審議会委員。
1957年　死去。享年73。

■ 作風の特徴
古典に根ざした日本美の表現を追求しながら、写実性と抒情性を融合。
線描の美しさと構図の簡潔さに優れ、静謐で格調高い作品が多い。
人物画・風景画・花鳥画などを幅広く手がけた。

■ 代表作
《道成寺》 《清姫》 《巴》 《那須宗隆》 《桜下美人図》など これらの作品は東京国立近代美術館、京都国立近代美術館などに所蔵されています。

■ 栄誉と評価
日本美術院同人
帝国芸術院会員
芸術院賞受賞
文化勲章は辞退するも、後世の画家たちに大きな影響を与えた精神的支柱として敬愛される存在

小林古径は、近代日本画の中に静けさと品格を備えた世界を築き上げた画家であり、現在もその作品は高く評価され、美術館や市場でも人気があります。



額寸法★約48×39
作品寸法★約38×27


・アクリル板が付属しています。
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作品にヤケと、少し折れがあります。
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また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。


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