堂本印象（どうもといんしょう、1891年12月25日1975年9月5日）は、日本を代表する近代日本画家の一人です。

基本情報
本名：堂本三之助
生誕：1891年12月25日、京都市に生まれる（父・伍兵衛は醸造業を営むが、家業は破綻）
逝去：1975年9月5日、京都にて心不全のため83歳没（没後に従三位）

学歴・画業の歩み
1910年：京都市立美術工芸学校（図案科）を卒業。三越図案部や西陣織の図案家として勤務
1918年（27歳）：京都市立絵画専門学校（現・京都市立芸術大学）に入学
1919〜1925年： 初出品の《深草》が第1回帝展入選
第3回帝展《調鞠図》で特選、第6回帝展《華厳》で帝国美術院賞を受賞
1920年：西山翠嶂の画塾「青甲社」に入門
1933年：私塾「東丘社」を創立、多くの後進を育成
1936年：京都市立絵画専門学校の教授に就任
1944年：帝室技芸員に任命される
1950年：日本芸術院会員となる

作風の変遷と多彩な活動
戦前〜戦中期：古典的かつ写実的な日本画、仏画、花鳥画、社寺の障壁画などを多数制作（例：《訶梨帝母》《蒼龍》《朝顔》など）
1952年：イタリア、ドイツ、フランスなどヨーロッパを巡る
戦後：社会風俗を題材にした日本画へ転じ、1950年代末からは抽象表現へと系統的に移行
1960年代以降：国際展に多数出展。1961年に文化勲章受章。
1963年には大阪カテドラル聖マリア大聖堂の壁画を手掛け、ローマ教皇パウロ6世から聖シルベストロ文化第一等勲章を受章

代表的な業績・受賞歴
帝国美術院賞：《華厳》（1925年）
帝室技芸員（1944年）
日本芸術院会員（1950年）
文化勲章・文化功労者（1961年）
京都市名誉市民（1973年）
聖シルベストロ勲章大十字章（1973年）

堂本印象美術館
1966年：自身のデザインで美術館を開館
1992年：京都府に寄贈され、「京都府立堂本印象美術館」として再開館。館は建築から内装まで印象自身が監修した独創的なデザインが特徴

人物の特徴と芸術的意義
堂本印象は、従来の日本画の枠を超え、仏像画や社寺の障壁画制作、さらには抽象画、ガラス工芸、陶芸、建築デザインに至る幅広い分野に挑戦した「マルチアーティスト」。
画風の劇的な変遷と旺盛な創作意欲が注目され、その生涯は近代日本画の可能性を追求し続けた異色の存在でした



額サイズ★約98×82
作品サイズ★約46×21


・ガラス板が付属しています。
・額にキズがあります。
作品に細かいシミがあります。
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ご了承くださいませ。
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また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。


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