ジェフリー・ブレイニー著、「小さな大世界史 ― アフリカから出発した人類の長い旅（A Very Short History of the World）」です。南塚信吾；監訳。ミネルヴァ書房刊、読みやすいソフトカバーです。400ページ。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。

★内容：　本書は、オーストラリアの著名な歴史家、ブレイニーがコンパクトにまとめた世界史。アフリカを出発した人類が各地に散らばり、いかに暮らし、働き、技術を磨いたのか。ヨーロッパを相対化しつつ、著者ならではのユニークな視角で、世界の大きな流れをいきいきと描き出す。科学技術の効果や気候の影響にも目配りしており、示唆に富む。随所にちりばめられる軽妙な比喩とユーモアも味わい深いダイナミックな通史。

　第I部 200万年前から1000年まで
　　第1章 アフリカから
　　第2章 海面の上昇
　　第3章 最初の緑の革命
　　第4章 夜のドーム
　　第5章 渓谷の都市
　　第6章 驚きの海——地中海
　　第7章 黄河の帝とガンジス川の王
　　第8章 ローマの台頭
　　第9章 イスラエルとイエス
　　第10章 キリスト以降
　　第11章 新月旗——イスラム教の登場
　　第12章 野生の雁が山を越える——三大宗教の拡大
　　第13章 ポリネシアに向けて

　第II部 1000年から1800年まで
　　第14章 モンゴル人と中国人の拡張
　　第15章 気候と病気の危機
　　第16章 新たな伝達者たち——新しい発見と発明
　　第17章 鳥かご——ルネサンスと「発見」
　　第18章 インカとアンデス
　　第19章 宗教改革
　　第20章 インドへの航海
　　第21章 新世界の贈り物
　　第22章 科学の義眼
　　第23章 収穫を越えて——穀物生産からの解放

　第III部 1800年から今日まで
　　第24章 一組のトランプの崩壊
　　第25章 サハラの彼方
　　第26章 蒸気機関と都市化
　　第27章 平等への取り組み
　　第28章 最後の地球探検
　　第29章 世界大戦
　　第30章 原子爆弾と月
　　第31章 ぼやけていく境界

★著者、ジェフリー・ブレイニー（Geoffrey Norman Blainey）は1930年、メルボルン生まれ。歴史家。メルボルン大学卒業。オーストラリアの歴史をはじめ企業の歴史などを研究・執筆するフリーランスの歴史家を経て、メルボルン大学の経済史の教授（のち名誉教授）、同大学文学部長、またハーバード大学の客員教授などを務めた。主な著書に、“The Peaks of Lyell”（ライエルの峰々）、“Tyranny of distance”（距離の暴政）、” The Causes of War” （戦争の原因）、”A Very Short History of the World”（小さな大世界史）など。サー・アーネスト・スコット賞、ブリタニカ賞、オーストラリア勲章コンパニオンなど多くの受賞・受章歴がある。オーストラリア人間国宝（National Living Treasure）にも選出されている。

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