【モンスターとなってニューヨークを支配せよ！「King of New York」ボードゲーム】

「King of New York」は、人気ボードゲーム「King of Tokyo」のスピンオフとして登場した後継作です。このゲームでは、プレイヤーはそれぞれ巨大モンスターとなり、ニューヨークの街を舞台に、キング・オブ・ニューヨークの座を巡って激しく競い合います。ゲームの目標は明快で、20勝利点を獲得するか、最後まで生き残った唯一のモンスターとなることです。

英語で表記されたこのゲームは、2人から6人までのプレイヤーで楽しむことができ、約40分のプレイ時間です。伝説のゲームデザイナーRichard Garfieldによって設計された本作は、「King of Tokyo」の基本メカニクスを継承しつつ、より戦略的な深みを加えた一作となっています。

ゲームの舞台となるニューヨーク市は、スタテンアイランド、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、そしてマンハッタンという5つの地区に分かれています。さらにマンハッタンはロウアー、ミッドタウン、アッパーの3つのゾーンに区分され、ゲームボード上でリアルなニューヨークの地理を再現しています。

ゲームの進行は、プレイヤーが順番にターンを行い、最大3回までダイスを振り直して、確定した出目に応じたアクションを解決していきます。ダイスの出目によって、エナジーの獲得、他のモンスターへの攻撃、ライフポイントの回復、街のビルやユニットの破壊、名声の獲得（スーパースターカード）、軍隊からの攻撃を誘発する（スタチュー・オブ・リバティカード獲得）など、様々なアクションが発生します。

本作の特徴的な要素として、自分がいる地区のビルやユニットを破壊することで、勝利点やエナジー、回復といった報酬を獲得できる点が挙げられます。戦略的な要素として、建物の破壊は必須となりますが、ユニットは登場したターンには破壊できないという制限があります。

マンハッタンのコントロールはゲームを優位に進める重要な要素の一つです。ターン終了時にマンハッタンにモンスターがいない場合、プレイヤーはマンハッタンへ移動しなければなりません。マンハッタンにいるモンスターは、ターン開始時に占領しているゾーン（ロウアー、ミッドタウン、アッパー）に応じて追加の勝利点やエナジーを獲得できます。ただし、マンハッタンにいる間はヒールダイスによる回復はできないというリスクがあります（カード効果による回復は可能）。

ゲーム内で獲得したエナジーキューブを消費してパワーカードを購入することで、ゲームを有利に進める特殊な能力を得ることができます。「King of New York」専用のこれらのパワーカードは、戦略の幅を広げる重要な要素となっています。

5人または6人でプレイする場合には、マンハッタンに同時に2体のモンスターが滞在できる拡張ルールが適用されるなど、プレイ人数に応じた調整も施されています。また、「King of New York」のモンスターフィギュアは互換性があり、「King of Tokyo」でも使用可能です。

ゲーム内容物は充実しており、ルールブック1冊、ゲームボード1枚、カード64枚とスペシャルカード2枚（スタチュー・オブ・リバティ、スーパースター）、各種トークン46個、ダイス8個（黒6個、緑2個）、モンスターボード6枚、厚紙フィギュア6個とプラスチックスタンド6個、エナジーキューブ多数、そしてビル／ユニットタイル45枚（両面仕様）が含まれています。

このゲームでは、モンスターとしての破壊的な喜びと、戦略的な領域支配の駆け引きが絶妙に組み合わさり、プレイするたびに新しい展開が生まれます。友人や家族と集まって「King of New York」でモンスターバトルを繰り広げ、ニューヨークの新たな支配者となる興奮を味わってみませんか？