ヒップ・ホップ・グループの新ジェネレーション、ブラック・アイド・ピーズの2000年発表のサード・アルバム。女性ヴォーカル、ファーギーが4人目のメンバーとして加わり、ファンクで`ピース`を訴える意欲作。「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」「レッツ・ゲット・リターディド」他を収録。 ギャングスタではなくオーガニック、西海岸ヒップホップ・グループ bep の3rdアルバム。女性ヴォーカルが加わり、メロウかつ温もりを感じさせるスタイルがより練られ、じっくり聴きたい1枚に仕上がった。ジャスティン・ティンバーレイク、パパ・ローチが参加している。 ブラック・アイド・ピーズは時にあまりにも民族意識に固執してきたが、今回のウィル・アイ・アムとメンバーは意識的に境界線を広げている。問題は、たぶん、彼らが頑張りすぎたことだ。タイトルが示すように『Elephunk』はファンクでおなじみの要素からすべてを盛り込み(ただし、ストレートなロックンロールの「Anxiety」だけは除く)、ヒップホップのフォーマットでやろうとしている。そうした実験的な心意気には好意を感じるが、この場合はその試みがやや捨て鉢であり、散漫になっている。『Elephunk』はBEPの新メンバー、ファージーの瑞々しくガーリーな声がメインになると良いグルーヴに収まる。たとえば、ディスコファンクの「The Boogie That Be」に見られるように。 試聴のみ。大変綺麗な状態です。邦盤。歌詞、対訳、解説、帯付きサンプル