ピエール モントゥー ストラヴィンスキー ペトルーシュカ 春の祭典/ ラヴェル ダフニスとクロエ スペイン狂詩曲 亡き女王のためのパヴァーヌ 極美品 1956~61 パリ音楽院管弦楽団 ロンドン交響楽団 邦盤 邦語解説

モントゥーのストラヴィンスキーとラヴェルです。言うまでもなくモントゥーの十八番ですし、さらにストラヴィンスキー２曲とダフニスの初演者がモントゥーである事も有名です。ロシアバレエ団の最盛期に指揮者を務めていた…というタイミングが幸いしたのは間違いないでしょうが、その後半世紀以上も 一流の指揮者として高い評価を維持し続けた活躍ぶりも 驚くばかりだと考えます。ことに 最晩年ステレオ期に入ってからの記録はすべて名演揃いで、芸境が更に高揚していたことがわかります。“気力が衰えなかった”と言ったレベルではなく、音楽とつねに真摯に対峙していた姿勢がわかり モントゥーの人柄が如実に伝わります。モントゥー晩年の充実期に良い記録が残ったものだと思います。

・ストラヴィンスキー ペトルーシュカ 1911年版 1957年録音 / 春の祭典 1956年録音 パリ音楽院管弦楽団 春祭は51年のモノ盤より高評価
・ラヴェル ダフニスとクロエ全曲 1959年録音 / スペイン狂詩曲 / 亡き女王のためのパヴァーヌ 1961年録音 ロンドン交響楽団 ダフニスには組曲のSP録音もあったとか ロンドン響とのフィリップス盤 ボレロ/ラヴァルス/マメールロワ 1964年録音も有名

今でもときおり スコアを基に “作曲家の意図は○○” と仰る指揮者や評論家が居られます。それは作曲家が現存していないからこそ成り立つお話なのであって、作曲家の言葉が 実際に聞けるとしたら一文の価値もない主張となってしまうのは必定です。初演が 作曲家の意図通りにうまく運んだかはともかくとして、初演者による演奏というのは やはり貴重で、作曲家と全くの“地続き”だった時代のかおりを伝える まさに貴重なレガシーだと言えましょう。“初演” から“人気曲” になり “古典” になって行く過程で肉付きが出来て、曲の個性も際立ちを見せるのは間違いないでしょう。一方 初演者の演奏は どちらかと言うと真面目でフラットでプレーンです。それでも 直接に作曲家の目の届く範囲での演奏だった点は とても重要だと考えます。

この２枚は 分売になっていたものを私がセレクトして求めていた物です。共にユニバーサル盤。シリーズの24巻と27巻 ほぼ発売時に求めたと記憶します。詳しい事情は知りませんが、この少し前の時期まで “ロンドン=デッカ”盤は、キングとポリドールの双方から分かれて発売がなされていました。のちに“キング”発売が終了し “ユニバーサル”に統一されたのがちょうどこの頃で、待ちかねた様に “ユニバーサル”から大量の廉価盤がドッと発売された事を思い出しました。

極美品です。2001~2年頃に求めました。本体 ケース リーフレットとも開封時のままだと思います。

かんたん決済 支払い方法はかんたん決済のみです。 かんたん決済の期限内（落札後5日以内）に決済可能な方のみご入札ください（領収書はお出ししていません）。

クリックポスト 185円 （ 本 形状により複数冊 CD 1枚物ケース4個 2枚物ケース2個程度 同梱可能）

定形外などの普通便は、発送まで若干の時間が生じる場合があります。補償・追跡もありません。臨機応変に対応はいたしますが、基本的には箱内外を緩衝材でガードして封筒で発送をいたします。