西洋と東洋の融合：華麗なる装飾金唐革座布団の美②拍卖-51maijp【ymi.cn】

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西洋と東洋の融合：華麗なる装飾金唐革座布団の美②

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西洋と東洋の融合：華麗なる装飾金唐革座布団の美②: 商品编号：d1193362703 【浏览原始网页】

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		西洋と東洋の融合：華麗なる装飾金唐革座布団の美②

商品詳細

「金唐革（きんからかわ）」は、豪華な装飾を施された革製品の一種で、その起源はヨーロッパにあります。非常に高価で、かつては宮殿や邸宅の壁面装飾などに使われていました。

金唐革の歴史と特徴
起源とヨーロッパでの展開: 金唐革の起源はリビアにあるとされ、その後、15世紀末頃のイタリア・フィレンツェで壁の装飾用として本格的に作られるようになりました。仔牛の皮をなめし、銀箔を貼り、ワニスを塗ることで金色に輝かせ、型押しで立体的な文様を施し、彩色を加えていました。その華麗さから、ヨーロッパの王侯貴族や富裕層の邸宅の壁面を飾る高級壁装材として広く用いられました。

日本への伝来: 日本には江戸時代前期の17世紀半ば（寛文2年/1662年）にオランダ経由でスペイン製の金唐革が伝来しました。『徳川実紀』にも徳川幕府への献上品として記録が残っています。当初は非常に貴重な輸入品として、武士の刀の柄や馬具、富裕な商人の煙草入れや袋物、屏風などに珍重されました。しかし、あまりにも豪華で贅沢な品であったため、寛文8年（1668年）には幕府から使用禁止令が出されたこともあります。

技術の途絶と復元: ロココ時代以降、ヨーロッパでは金唐革の生産は徐々に衰退し、約200年ほど前にその製造技術は途絶えてしまい、「幻の芸術」とされていました。しかし、近年、日本の研究者や工房によって、残された古い断片の科学分析や、残された資料の研究を通じてその技術が復元され、新たな作品が生み出されています。

金唐革の技法（復元された現代の製法を含む）
基本的な製法は以下の工程を含みます。

下準備: 植物タンニンで鞣した子牛革などを一定の形に裁断し、厚さを調整し、伸ばします。

箔張り: 革に糊を塗り、金箔や銀箔、または特殊な合金箔を一枚ずつ丁寧に貼ります。

乾燥と磨き: 湿った革が歪まないように張り伸ばして乾燥させ、めのう（瑪瑙）などで表面を磨き上げます。銀箔の場合、黒ずむのを防ぐために卵白を塗ることもあります。

ワニス塗り: ワニスを塗ることで、銀箔を金色に変化させたり、光沢を与えたりします。このワニスは外観や仕上がりに大きく影響するため、各工房の秘技とされていました。

模様付け（型押し）: 革を加湿した状態で、木型や金型に革の表面を当ててプレスすることで、唐草や花鳥などの立体的な文様を浮き上がらせます。

彩色: 型押しされた文様の山や谷に、絵の具や顔料で彩色を施します。

日本独自の発展：金唐革紙（きんからかわがみ／きんからがみ）
金唐革が非常に高価で入手困難であったため、日本ではこれを模して和紙を素材とした代用品が作られるようになりました。これが「金唐革紙（ぎかくし、擬革紙とも）」です。

和紙の利用: 和紙に金属箔（金箔、銀箔、錫箔など）を貼り、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色を施すことで、革のような質感と豪華さを表現しました。全て手作業で作られます。

明治期の輸出と評価: 明治時代には、紙幣寮（現在の国立印刷局の前身）が中心となって製造・輸出され、ウィーン万国博覧会やパリ万国博覧会など各国の博覧会にも出品され、高い評価を得ました。イギリスのバッキンガム宮殿でも使用されるほどでした。

近代建築への採用: 国内では、鹿鳴館や旧岩崎邸庭園（旧岩崎久弥邸）、旧日本郵船小樽支社などの明治期の洋風建築の壁紙として盛んに用いられました。

技術の途絶と復元: 昭和初期に需要が減少し、昭和中期以降には一度その製造技術が完全に途絶えてしまいましたが、近年、金唐紙研究所の努力などにより、その貴重な技術が復元され、文化財の修復や新たな作品づくりに活かされています。

このように「金唐革」は、ヨーロッパで生まれ、日本で独自の発展を遂げ、一度は幻となった技術が現代に蘇った、非常に興味深い装飾革工芸品です。

状態。
一か所補修がございます。
コンディション良好。特に気になる欠損などはなく、お喜びいただけるものだと思います。
*経年の擦れ、汚れ等はご承知下さい。*
時代の有るお品で有ることをご理解頂き、詳細画像をご確認のうえご入札をお願い致します。

サイズ（ｃｍ）
幅　 52×43
高さ　4

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コメント

数々のオークションの中、ご覧になっていただきありがとうございます。
浅草寺のお膝元より日本全国へ古美術骨董をお届けさせていただきます。
神地古美術の高橋と申します。
弊社で買取させていただいていた商品を出品いたします。
様々な商品がありますので掘り出し物を見つけてください。
外国から見た日本の素晴らしい技術をテーマに出品し日本の誇る名工による逸品を紹介できればと思っております。
まだまだ未熟なので間違っていることがあるかもしれませんがその時は、ご指摘いただければと思います。
商品に移っている備品は含まれておりません。解りずらい時にはご連絡ください。

出品中の商品を実際にご覧になりたい場合は、
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不定期ですが、平和島骨董市、美術in高岡テクノドーム、名古屋骨董フェスタ、京都アンティークフェア、福岡アンティークフェスタなどへ出店しております。お逢いできたら声をかけていただければと思います。

また、国外への出張が多いため出品は不定期ですので、是非フォローしていただければと思います。
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