ハインリッヒ・シュリ－マン著、「シュリ－マン旅行記　清国・日本（La Chine et le Japon au temps prsent）」（石井和子訳、講談社学術文庫）です。定価800円（税別）。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。　

★内容：　トロイア遺跡の発掘で知られるハインリッヒ・シュリーマン。彼はその発掘に先立つ6年前、世界旅行の途中、中国につづいて幕末の日本を訪れている。3ヵ月という短期間の滞在にもかかわらず、江戸を中心とした当時の日本の様子を、なんの偏見にも捉われず、清新かつ客観的に観察した。執拗なまでの探究心と旺盛な情熱で、転換期日本の実像を生き生きと活写したシュリーマンの興味つきない見聞記。

「これまで方々の国でいろいろな旅行者にであったが、彼らはみな感激した面持ちで日本について語ってくれた。私はかねてから、この国を訪れたいという思いに身を焦がしていたのである」（本文　第4章　江戸上陸より）

★著者、ハインリッヒ・シュリ－マン（Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann, 1822年- 1890年）は、伝説の都市・トロイアの実在を証明したドイツの考古学者、実業家。プロイセン王国に生まれ、貧しい少年期を過ごした。1841年に南米移住を目指した船が難破してオランダ領の島に流れ着き、同国の貿易商社に入社。1846年にサンクトペテルブルクに商社を設立して成功し、この頃ロシア国籍を取得。さらにゴールドラッシュに沸く米国カリフォルニア州にも商社を設立し、クリミア戦争ではロシアに武器密輸し巨万の富を得た。商いのために各国を訪れ、1865年には清国・日本も訪問して旅行記を残した。1870年頃、念願であったトロイア発掘を本格的に開始し、その結果、実在を証明した。

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