ベンジャミン・リー・ウォーフ著、「言語・思考・現実（Language, Thought, and Reality）」です。ジョン・Bキャロル（John B. Carroll）編、池上嘉彦訳。講談社学術文庫。346ページ。定価1,100円（税別。現在は非常に値上がりして1,500円になっています）。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　ウォーフはアズテク、マヤ等のメキシコ古代語や、アメリカ・インディアンのホーピ語を研究し、言語の違いはものの見方そのものに影響することを実証した。言語の型と文化の型の相関関係を先駆的に明らかにして、絶対視されがちだった西欧の言語を諸言語との対比によって相対化したのである。現代の文化記号論に大きな影響を与えた「言語的相対論」の理解に必須の主要論文7篇を精選した必読の書。

　1　アメリカ・インディアンの宇宙像
　2　原始共同体における思考の言語学的な考察
　3　文法的範疇
　4　習慣的な思考および行動と言語との関係
　5　科学と言語学
　6　言語と論理
　7　言語と精神と現実

★著者、ベンジャミン・リー・ウォーフ（Benjamin Lee Whorf）は1897年、米国マサチューセッツ州生まれ。言語学者。マサチューセッツ工科大学卒業。火災保険会社に勤務するかたわら、言語学や人類学に関心を抱くようになり、イェール大学のエドワード・サピア門下で言語学を研究。サピアの支援を受けて同大学客員研究員となり、同大学文化人類学科で講義を受け持つ。ウォーフは、主にネイティブ・アメリカンと中央アメリカ民族の言語を研究し、のちにホーピ語の研究やかれが名付けた言語的相対論（現在サピア・ウォーフの仮説と呼ばれる理論）で広く知られるようになる。ウォーフは多数の学術論文を執筆したほか、に一般向けの記事執筆や講演も精力的に行なった。1941年死去（享年44）。

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