長い駄文ですが、最後までお読みください。

トレジャーハント製1/20スケール、1986年にリカルド・パトレーゼとエリオ・デ・アンジェリスがドライブした、ゴードン・マレーデザインの革新的マシンで、スポンサーのオリベッティをもじってヒラベッティ（平ベッティ）などと呼ぶ人もいた、前面投影面積を極限まで絞り込んだ超低重心マシン、ブラバムBT55BMWのフルメタルキットをエリオ・デ・アンジェリス仕様で完成させたので出品します。
　商品ですが、72度まで左に傾けた（と言いましても、もはや真横を向いているようにしか見えない）BMW製のМ12/13型と呼ばれた直列４気筒シングルターボエンジンがホワイトメタルで再現されていたり、左側サイドポンツーン内にインタークーラー、右側にはラジエターがパイピングまで再現されていたりします。
さらに、雄型のカーボンファイバ製モノコックもキチンとパーツ化されているフルディティールキットですので、カウルを外しても鑑賞に耐えられるよう、モノコックなどにカーボンファイバー風味の塗装を施すなどしてある他、エキゾーストパイプに焼け色を付けてみたりと、自分なり頑張って加工してありますが、実車はポール・リカールでのテスト中の不運が重なっだ事故でアンジェリスが亡くなってしまうなど、ブラバムの終わりが始まってしまったマシンでした。
　また、横倒しさせたBMWエンジンの信頼性不足によって成績は振るいませんでしたが、ドライバーの肩が露出するほど低い車体や、ワイズマン社の三軸トランスミッションにより実現した低重心なドライブトレインなど、２年後のMP4/4ホンダの大成功の基本になったと言われる車だったようです。
　商品の作製方法ですが、ボディなどの大きなパーツから細々としたパーツまで、バリを取るため多くの金属製パーツを研磨した後にプラサフを吹いて下地を処理し、その後に塗装をしてありますので、結構、手間が掛かっています。
　また、ボディにはクレオスのフタロシアニンブルーと黒を混ぜて調合した紺色を吹き、ノーズやサイドポンツーン上面の白い部分をデカール貼りで再現してあり、ロゴデカールを貼った後にクレオスのUVカットクリアーを全面に吹いて仕上げてあります。それなりの艶が出ていて、デカールが剥がれることは無いと思います。
　なお、その他詳細については以下のとおりですので、画像やそのコメントなども参考に、ノークレームとノーリターン前提の入札、ご検討ください。

●ボディはホワイトメタル製です。前後ウイングやサスペンションアーム、さらにホイールなどもホワイトメタル等の金属製ですのでとても重く、ボディ底面の2つの突起が自重を支える構造となっています（2つの突起が無かったら、時間の経過と共にサスペンションアームがヘタって曲がる恐れが有るほど重いです）。
●フロントタイヤは左右にステアすることは出来ませんし、全てのホイールは回転しませんが、そう言う特性だとご理解ください。
●シートベルトはエッチングパーツと手芸店で入手した青いリボンテープとで再現してあります。
●見えないところまで美しく仕上げる腕前や根気を持ち合わせていないため、裏側などは見つめないでください。
●ボディにワックスを塗ったためにツルツル滑ります。落とさぬようお気を付けください。
●アッパーカウルはサイドカウルと隙間が開きます。力任せに閉めても隙間は埋まりませんので、アッパーカウルは軽く被せた状態で送り出します、ご理解ください。
●大きく重いリアウイングは輸送中に外れる恐れがあるため、外れてしまった場合は、瞬間接着剤を同封しておきますので、ウイングの支柱下部のシャフト状の部分に（瞬間接着剤を）ちょっぴり塗布して、ミッションに開いている穴に差し込んで固定してください。
なお、前から見て翼が水平になるよう固定することが最も重要だとは思いますが、瞬間接着剤が乾いて動かせなくなるまでの間に余裕があれば、両サイドの翼端板に描かれたPIRELLIやBMWの文字が水平になるよう固定できれば更に良いかと思います。
　なお、翼端板の文字が水平になるように固定できた場合、横から見ると翼端板の上端が後へ飛び出した（オーバーハングした、翼端板の後端が地面と直角では無い）状態となりますのでご承知ください。
●商品はウッドオイルを塗り込んだヒノキ板に木ネジで取り付けて発送します。そのまま飾っていただくこともできますし、木ネジを緩めれば商品を取り外すこともできるのですが、本当に重くて脆い上、持って良い場所が限定されます。ヒノキの板から下ろすこと自体、お勧めしませんのでお好みでと言いますか、自己責任でお願いします。
　なお、持つ（指を掛ける）場所ですが、いずれもサイドカウルで、左側はolivettiの文字の前側「e〜t」のところ、右側はolivettiの「v〜e」のところが最適だと思います。
　また、アッパーカウルを外す際にも、同じ文字付近のアッパーカウル側を持つと安全だと思います。
●手抜きがバレるので、あまりやりたく無いのですが、組立説明書をお付けしますのでご活用ください。

【その他】
●商品はリサイクル段ボールに固定して発送する予定です。
●せっかちな性格であることや、イタズラ入札にあった経験から、取引連絡等は迅速にお願いしたく、落札から24時間が経過しても取引連絡がされない場合や、落札から48時間が経過してもお支払いされない場合はイタズラ入札と判断し「落札者都合による落札者削除」とします。
●受け取られましたら受取連絡についても迅速にお願いします。これをやっていただかないと、売上金が出品者（私）に入金されない仕組みです。(ご本人が)到着確認されましたら、速やかな受取連絡をお願いします。
●評価をいただい方に同じ評価をお返しします。

（2025年 7月 28日 8時 26分 追加）
　車高を調整し、カウルを押し上げていたリアのアッパーアームを下げて（車高を上げて）みました。
　カウルの納まりが改善され、アッパーカウルとサイドカウルの隙間、少しだけ減らすことができました。

（2025年 7月 28日 20時 55分 追加）
リアウイングは、輸送時の振動などで脱落することが無いよう、乾燥後も弾力が失われない接着剤を使用していますので、左右に揺れます。
不具合ではありませんのでご承知いただきたいと思いますが、それでもなお輸送中に外れてしまった場合は、落札者様において修繕願います。