野田又夫著、「デカルト」です。岩波新書、2004年・第50刷。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です（※通常の厚みの新書は、重さ1㎏を超えない範囲で計3冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　「われ考う、ゆえにわれあり」という言葉で知られるデカルトは、はじめて科学的に世界全体をみた人であり、その世界をみる主体である「われ」とは何であるかということに明快な答を与えようとした近世合理主義哲学の開祖である。この偉大な哲学者の生涯をたどり、代表的な著作を解説しながら、その人と思想の全貌を紹介する。

　1 デカルトについて
　2　『方法序説』について
　3　学生時代
　4 諸学の是非
　5 デカルトの夢
　6 十年の猶予
　7 独居二十年
　8 明暗
　9 客死
　10 「知恵の木」
　11 学問の方法
　12 数学と哲学
　13 仮りの道徳
　14 形而上学的懐疑
　15 疑いえぬ疑い
　16　「われ考うゆえにわれあり」
　17　「コギト」の是非
　18　神
　19　デカルトの宗教
　20　外界の存在
　21　宇宙
　22　動物機械
　23　心身の問題
　24　情念
　25　高邁と愛
　26　デカルト哲学と現代

★著者、野田又夫（のだ またお）は1910年（明治43年）、大阪府生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。西田幾多郎らと交流する。同大学文学部助教授・教授（のち名誉教授）、甲南女子大学教授（のち名誉教授）として教鞭をとった。専門は西洋哲学で、デカルト研究で知られる。国際的な哲学史の編集にも携わり、また多くの哲学研究者を育成した。主な著書に『啓蒙思想とヒューマニズム』、『西洋近世哲学史』、『パスカル』、『デカルト』、『哲学の三つの伝統』、『西洋近世の思想家たち』など。訳書にアラン『デカルト』（共訳）、デカルト『方法序説・情念論』、ラファエル『道徳哲学』（共訳）など。勲二等、瑞宝章受章。2004年死去（享年93）。

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