「Drumohr / ドルモア」
世界最古のニットブランドとして1770年にジェームス・パターソン氏によって
スコットランド・ ダムフリースの地で設立されたDrumohr(ドルモア)。
1851年には、オスロで開かれたクリスタルパレス博覧会でノルウェイ王に抜露され、
また、数年後英国皇室に献上したところその質の高さと手の込んだ製品に驚いていたといいます。
ジョージ5世はヘリンボーン柄を好み、ウインザー公、エドワード8世はまさに英国王らしく、
ウィンブルドンモデルのジオメトリックなダイアモンド柄を好みました。
ドルモアの伝統は、その後も英国で受け継がれていきます。
その頃、ロイヤルファミリーはファッショントレンドに影響を与える存在でありましたが、
チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の婚約発表の際にドルモアのカシミヤセーターを
身に着けていたというエピソードはあまりに有名です。
【 特徴 】
南スコットランドに位置するこの土地に流れる水はカルシウム含有率が高く、その水を使って
仕上げたニットは手触りが他のものとは比べ物にならないほど柔らかくなるため、紡績には非常に
適した地でもあった。現在はイタリアに生産の拠点を移しているが、生地の仕上げにはスコットランドの
水質に近い水を使用しているというこだわりよう。
ノルウェイ王、ジョージ5世、ウインザー公、エドワード8世、チャールズ皇太子、故ダイアナ妃等の
ロイヤルファミリーに愛され続けていることから、クオリティだけではなく、ステイタスの高さも折り紙つきです。
今の空気を捉えたデザイン、上質な素材使い、カラーリングの美しさ、仕上げの上手さ、
シルエットの美しさ、丁寧な縫製、そのすべてが一流でありながらも、コストパフォーマンスに
優れていることから、ヨーロッパの一流品を扱うセレクトショップでは、かなりの確率でドルモア
の品が置かれています。凌ぎを削るニットの本場イタリアでも、マーロ、クルチアーニを上回る人気
を誇っています。
【 アイテム 】
大人のお洒落って、頑張りすぎないくらいがちょうどいい。いかにも¨がんばってます¨感が出るのは何だか気恥ずかしいし、
せっかくの休日、力んだお洒落で肩が凝るのはナンセンス。大事なのは¨ 息を抜いても気は抜かない ¨こと。
週末のリラックス感を保ちつつ、さりげなく大人の品格や洗練された旬を見せるニットウエアは必要不可欠。
自宅で読書に耽ったり近所の公園を散策するのにはもちろん、ジャケットを着るまでもないプライベートな外出やデートにも、
ふんわりと柔らかいニットカーデなら寛いだ気分で過ごすことが可能。
肌に触れる面積の多いニットにおいて、最も重要なのはクオリティ(上質素材)。
ニットの¨心地よさ¨、¨暖かさ¨、¨軽さ¨を最も享受できるのはカシミアであり、
混ぜ物の無しのカシミア100%は比類なき上質感を持っております。体を優しく包み込む着心地は贅沢の極みと言えます。
少し前に、デパートやセレクトショップ、有名ブランドのセカンドラインなどで販売されていた
セーターやストールなどについて、カシミア素材の「偽装表記」が大きな問題になりました。
カシミアの流通量は生産量の約4倍。単純計算では、「カシミア」、「カシミア混」とされている
商品の¨4分の3¨、¨7~8割¨は【偽物】です。
現状の解決策はなく、今後さらに偽物のカシミアが増え続けると懸念されております。
カシミアは原料自体が高価なため、本来でしたら求めやすい価格で手に入るものではありません。
こんな状況だからこそ、信頼できるブランドの¨本物のカシミアニット¨を手にしたいものです。
選ぶポイントはいくつかありますが、手っ取り早いのは、「一流メゾンから選ぶ」です。
素材品質の間違いのないアイテム選びには、ブランドが最も重要な判断基準とまります。
ビッグメゾンや高級ブランドのモノであれば、生地背景(サプライヤー)が間違いないので
確実に上質なニットウエアを選ぶことができるでしょう。偽装表記多いの今だからこそ、
一流メゾンのニットで安心とステータスを得ることができます。
【 コメント 】
Drumohr(ドルモア)からご紹介する「カシミア ケーブルセーター」
ドルモアといえば、かつては「高品質でありながら価格が手頃」というコストパフォーマンスの良さが光る
ニットブランドという印象でした。しかし、ファッション界の重鎮・ビームス中村達也氏が語っていたように、
現在のドルモアは一段ステージを上げ、名実ともに“高級ニットブランド”の仲間入りを果たしています。
たとえばブランドの格をざっくりランク付けするなら、
フェデリ=クルチアーニ > ドルモア >> ザノーネ >> グランサッソ > ジョンスメドレー
といった位置づけになるでしょう。
当然ながら品質も大きく向上しており、今なお「価格以上の満足感」を存分に味わえるブランドであることに変わりはありません。
ただでさえ高価なカシミアシリーズの中にあって、本作は限りなく頂点に近い¨弩弓¨の逸品。
何がすごいのかと言いますと、カシミアシリーズとしては最重量の部類なので、使用糸の量がハンパありません。
ハイゲージやミドルゲージのカシミアニットでは感じることのできない防寒性・保温性を手に入れてたことで、
心地よい重さは感じさせますが、真冬も問題なく着用頂けます。
「本当に良いカシミアニットは真冬でもコートがいらない」といわれますが、本作はまさにそれ。
苛烈なる毎日に疲れきった身も心も優しく癒してくれる肌触り。コチラの品であれば、週末は無上の幸福感に包まれます。
ざっくりと暖かみのある風合いと手編みのようなクラフト感を備えたカシミアニット。
ニットで重要な編み地は、クラフト感漂う「ワイドケーブル編み」を採用。
単調な平編みや、一般的なリブ編みではなく、凹凸感のある太いケーブル編みを採用することでムードある着こなしが楽しめます。
ローゲージによるボリュームと、ケーブル編みの組み合わせは、ほっこりとした優しい風合いで、
着るだけでリラックスでき、リラックスして見える、大人の着こなしにはモッテコイな逸品です。
可愛げな印象を想起させ、触れてみたいと思わせたり、親近感を抱かせる効果も。
とどめは、洗練を極めた淡色の着こなしに不可欠な¨オフ白¨というところ。
冬の街を見渡せば、ブラックやネイビー、はたまたブラウンといったダークカラーが目につきます。
それはそれでいいんですが、冬だからこそ明るい色を着ることで、オシャレ度がグンとアップするんですよね。
その最たるものが、ずばり白です。洗練を極めた淡色コーディネートには、なじみつつも存在感を発揮します。
周囲と差をつけながらも、派手色ではないのであくまでクリーンで品良い印象に留めてくれるってのもミソ。
さらには、リッチ感も醸し出せるとあって、女性からの好評価も確実かと。
説明するまでもありませんが、ドルモアの品なので作りは超一流です。
美しさや着心地の良さはもとより、長年着用することを前提にして作られておりますので、、着続けていると¨違い¨が分かります。
快適な着心地のフルリンキング縫製に始まり、複雑&丁寧な編み込みなど、
熟練のアルティジャーノの手仕事が各所に見られます。廉価なカシミアニットのように、1年で駄目になってしまうことはありません。
少なくとも5年は着用できるので、それなりのプライスですが、間違いなくそれに見合った価値のある品です。
クラシックにしてモダンな装いが楽しめる、贅を尽くした肉厚カシミアケーブルニット。
ざっくりと編まれた趣のある表情は、羽織るだけで装いに今季らしいリラックスしたアクセントが加わり、
ドルモアというブランド価値によって上品なラグジュアリーさも添えられます。そして、素材はカシミア100%の肉厚ニット。
守られるような暖かさ、その優しい繊細な感触は、着る人を幸せな気分にさせてくれるに違いありません。
中庸でありながらもしっかり洒落ていて、クオリティも最上級。これぞ世界最古のニットブランド、ドルモアの真骨頂です。
【 生地 】
ドルモアのカシミアですから、素材は当然『内モンゴル産の最高級カシミア』になります。
昨今は安価なカシミアも多いですが、本来カシミアは希少性の高い素材。選りすぐられたカシミアは相応に高価であり、
かつ取り扱うブランドも限られているのが実情。そんなカシミアの中でも最もクオリティ(価値)が高いのは内モンゴル産になります。
内モンゴル産のカシミア素材(ホワイトカシミア)は希少性が高いので、殆ど市場に流通しておりません。
その希少性ゆえにお値段も跳ね上がりますが、間違いなくそれに見合ったクオリティと肌触りです。
無染色で美しい白さを誇る最上級のオーガニックカシミア。
発色に関しても、ドルモアの使用するカシミアは他のブランドとは一線を画します。それは、色によってカシミアの
原毛を使い分けているから。 例えば、ホワイトの原毛は薄い色、ブラウンの原毛は濃い色というように染め分けているのです。
これによって、薄い色はより鮮やかに、 濃い色はより深みある色合いを実現しています。
こちらの淡色は、素材が上質でなければ表現できない色だけに、いかにカシミアの等級が上位か一目瞭然。
肌触りは極上そのもの。こんなにも柔らかいのは、最上級カシミアが使用されているからこそ。
表面がふっくらと起毛している(繊細な起毛で覆われている)ので、秋冬らしい温もりがあり、やさしい風合いです。
もちろん肌触りも格別で最高級カシミアが持つ手に残るようなヌメり、極上の肌触り、そして軽やかさや温かさ、
いつまでも着ていたい・・・・・、誰もがそう思うはず。
思わず頬ずりしたくなるような滑らかな肌触りは何物にも代え難く、大人の日常をエレガントに彩ってくれます。
また、着るたびに、洗うほどに麻薬的な肌触りと増す風合いは最高級カシミアの特権。
量感たっぷりの重量(約:635グラム)カシミヤ山羊「 約:12.7頭分 」の毛を使用した贅沢さ。
一般的なカシミアニット(ユニクロの定番カシミアセーター)の2.7着分となり、重たさは感じますが、それ以上の幸福感、
温もりを感じれます。量感も価格も、まさに最高級の逸品です。ただ単に重いからいいというわけではありませんが、
保温性や耐久性を考慮するのであれば、薄くて軽いカシミアセーターよりも、やはりシッカリとした作りにものに軍配が上がります。
【 組成 】
カシミア:100%
【 色 】
冬に映える『オフホワイト 』です。
優しげでどこまでも上品且つ気取りなく、それでいてまろやかな大人の風格を演出できる淡色。
ナチュラルなホワイトカラーは暖かくて気品溢れるウインターホワイト。
リッチが滲む一着ゆえ、ラグジュアリーさも別格です。
真っ白ではないのでスポーティになり過ぎず、繊細な起毛は素材の上品さを際立たさております。
清潔かつノーブルな雰囲気であることに加え、冬服にありがちなダークカラーとは真逆ゆえ、品良く目立つことが可能です。
【 サイズ感 】
モタツキを無くした『 モダンなスリムフィット 』になります。
コンパクトな肩幅、バランスの良い着丈設定、細身のアームホール、スリーブなどモードニットの王道スタイル。
袖はドレスシャツで見られる下向けの袖付けですので、野暮ったさは一切ございません。
トップスとして使ってもスマートにキマるし、インナー/ミッドレイヤーにしてももたつきません。
ニットの伸縮性があるため、決して窮屈にならないことがポイント。
また、この手の編みが施されたローゲージニットは、周りからの視線を分散。
体系から目をそらせる効果もありますので着やせ効果も期待できます。
【 サイズ 】
【 54 】小さめ
ドルモアのレギュラーコレクションのサイズ50位の感覚です。
【 サイズ実寸 】
着丈: 70 cm
肩幅: 45 cm
身幅: 54 cm
袖丈: 62 cm
採寸位置
着丈・・・・・後襟付け根中心から裾
肩幅・・・・・肩先から肩先直線
身幅・・・・・袖付け根位置の脇下両端直線
袖丈・・・・・肩先、袖付け根から袖口
全て平台の上に平置きし、たるみを軽く伸ばした状態の外寸を計測。
サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ一個体の実寸値となります。
ニット製品は個々の測り方により違いが出ますので若干の誤差はご了承ください。
【 モデル 】
D3K419NA
【 着用シーズン 】
秋/冬
【 状態 】
新品未使用
【 付属品 】
スペアボタン、タグ
【 製造国 】
イタリア製
【 定価 】
¥211,200(税込み)
【 備考 】
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