



【寺西宗山(寺西末吉)】
1796年明治30年 名古屋に生まれる
1912年大正元年 高等小学校を卒業と同時に父安太郎に付き今の仕事を学ぶ
製品は茶の湯道具の火箸・茶鐶・茶釣・蓋置・火鉢・花器等
1919年大正08年 結婚、独立して従来の仕事に励む
1931年昭和06年 名古屋金工会を銅器店和甲堂の力添えで出入りの職人十名程で組織し帝展目ざして研究をする。
伊藤一正さんが初入選されたのが其後急死され、金工会も解散。
美術工芸の仕事を二次的にして鉄火鉢の制作に力を入れた。
1933年昭和08年 岡谷商店の目にとまって注文が入るが売れなくなり、倉庫鍵と云う大きな錠前を作り出した。
1935年昭和10年 工員が増え、寺西錠前製作所とした。
1937年昭和12年 二・二六事件後、岡谷商店の力添えで名古屋蝶番錠前工業組合を設立して理事となる。
1938年昭和13年 県が愛知県建築金物統制工業組合を設立し理事となる。
1941年昭和16年 物資も極度になくなり組合も全国建築金物統制工業組合一本にしぼられ、又理事となった。
この頃、名古屋砲兵士厰から直接軍用錠前の注文を受ける。
1943年昭和18年 父安太郎が77歳に死去。
1951年昭和26年 研究制作する。
1965年昭和40年 釜師の長野垤志さんに伝統工芸会の事を教わる。
1968年昭和43年 第15回の日本伝統工芸展に初めて出品して入選し。以降続いて入選。文化省買上。
長野さんは日本伝統工芸会会員で人間国宝であった。
1973年昭和48年 無形文化財の選択を受け、勲五等旭日双光章も受け、以後日本伝統工芸展を始め各展覧会に出品。
サイズ | 釣手弦:約最大長さ4.6×最大幅14.2cm 約肩幅9.8cm 大釜鐶:約直径10.3cm 釜鎖約:約全長242.5cm 約下元筒2本と鍵まで:52.5cm 約中鎖:95cm 約天筒5本分まで:約95cm |
荷重 | 約10kgまで |
素材 | 鉄製 |
作者 | 寺西宗山作(国の無形文化財保持者) |
箱 | 木箱 |
| 生産限定(象嵌/丸丸棒大・132000) (紙箱並品/17600) |