大容量　積層セラミックコンデンサ　１００Ｖ　４．７μＦ　未使用品　５個組です。
とうとう積層セラミックコンデンサは、こんなアルミやタンタルの領域にも進出してきました。
１０Ｖ以下の電圧では、１００μＦ以上の容量も可能になりました。
積層セラミックコンデンサは、半導体集積回路が牽引した超精密加工技術の産物です。
最先端レベルでは、１ｍｍの厚さの中に１０００層の電極を並べるところまで来ています。
各パラメーターをコントロールすることにより多くのコンデンサを飲み込みつつあります。
このコンデンサは、ハイＱのまま、容量的に電解コンデンサの領域に進出してきたものです。
その意味で、この出現は新しいアプリケーションを呼び起こす可能性があります。

但し、現実にはかなり難しい技術的困難もあります。仮に１ｍｍの厚さの中に１０００層の電極が
存在するとき、その１Ｕｎｉｔに１Ｖの電圧を掛けた場合、その電解強度は１ＭＶ/ｍの強電界に
なります。大気中では自然放電する強電界です。これは、逆に言えば、コンデンサ中のセラミック
薄膜に欠陥があれば、自己放電することを意味します。そのため、一般に大容量　積層セラミック
コンデンサは印加電圧を高めると容量値が低下する欠点があります。

本件コンデンサの最大蓄積エネルギーは、０．０２３５ジュールですが、この形状の大容量セラミック
単体としては、生産歩留まりや本体や電極強度のため、０．０３ジュールあたりが限度のようです。
これでも、１０V品では４７０μＦが可能であり、極性が無い為応用範囲も広くなります。
これよりも大容量にするためには、複合化や外部金属フレームによる補強などが必要のようです。

本件出品のものは、ＴＤＫ製で、正式型名が　C5750X7R2A475K　です。
大きさは、５．７ｍｍｘ５．０ｍｍで、厚みが２．８ｍｍの小型ですが中身が詰まって重い感じです。
そのため、手作業の半田付けもそれほど難しくはありません。
３番目の画像のDigiKeyのカタログでは、送料別で1個２．５ドルで売っているようです。
ご希望により、複数組も可能です。
発送は定形郵便等で行い、発送後、発送時刻と場所をお知らせいたします。