
雲無心出岫(くもはむしんにしてしゅうをいず)岫とは谷あい、山の穴の意。
山腹のほら穴からもくもくと雲をは吐き出し、雲は無心にして沸き出でて流れ行く、自然の雄大なる風光が伺える。
雲は全く無心です。風吹けば風のままに流れ、悠々として湧き出て、悠々として去っていく。行くも止まるも作意がない。
あっちがいい、こっちが好きだという好悪嫌着の計らいも無く何のわだかまりも無い。自由自在な無心無我の境界をあらわした言葉。
大自然の中に自らがとけこんでしまった無心の境地。【小田雪窓(おだせっそう)】大徳寺506世 臨済宗 龍翔寺
道号、諱は宗甫、室号は蔵暉
鳥取県出身。
12歳のとき、鳥取市廣徳寺の杉原春窓和尚について得度
1921年大正10年 京都妙心僧堂に掛搭
1922年大正11年 僧堂をひき、当時京城の妙心寺別院にあった後藤瑞巌老師に随侍、瑞巌老師より嗣法する
1947年昭和22年 師瑞巌老師が大徳寺管長、僧堂師家に就任するが、高齢の師にかわり、師家代参となる
1960年昭和25年 大徳寺僧堂師家に就任、のち開堂した
1955年昭和30年 大徳寺派管長に就任
1966年昭和41年 寂、65才
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【龍翔寺】
大徳寺の塔頭寺院。
後宇多法皇により大応国師(南浦紹明)を開山として1309年(延慶2年)に創建。
一時は「十刹」のひとつとして数えらたが、応仁の乱で荒廃。
1541年(天文10年)に大徳寺に移される。秀吉の母大政所や佐々正成の墓がある。
●雲無心出岫(くもはむしんにしてしゅうをいず)…岫とは谷あい、山の穴の意。
山腹のほら穴からもくもくと雲をは吐き出し、雲は無心にして沸き出でて流れ行く、自然の雄大なる風光が伺える。
あっちがいい、こっちが好きだという好悪嫌着の計らいも無く何のわだかまりも無い。自由自在な無心無我の境界をあらわした言葉。
大自然の中に自らがとけこんでしまった無心の境地。
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作者:小田雪窓筆
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【小田雪窓(おだせっそう)】大徳寺506世 臨済宗 龍翔寺
道号、諱は宗甫、室号は蔵暉
鳥取県出身。
12歳のとき、鳥取市廣徳寺の杉原春窓和尚について得度
大正10年 京都妙心僧堂に掛搭
大正11年 僧堂をひき、当時京城の妙心寺別院にあった後藤瑞巌老師に随侍、瑞巌老師より嗣法する
昭和22年 師瑞巌老師が大徳寺管長、僧堂師家に就任するが、高齢の師にかわり、師家代参となる
昭和25年 大徳寺僧堂師家に就任、のち開堂した
昭和30年 大徳寺派管長に就任
昭和41年 寂、65才
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