読み応えたっぷり。ジョン・ハートの2冊セット：　①「終わりなき道（Redemption Road）」、②「アイアン・ハウス（Iron House）」の2冊です。東野さやか訳。早川書房刊、ハヤカワ・ポケット・ミステリ。状態は、全般にかなり良好です （※②は透明ビニールカバーなしです。気になる方はご遠慮いただければ幸いです）。送料は、クリックポストで185円です。

★内容：　
①「終わりなき道（Redemption Road）」：　刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、激しい批判にさらされていた。州警察が調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が・・・・。同じ頃、エリザベスの元同僚の警官が刑務所から釈放される。ある女性を殺した罪を認め服役していたのだ。だが、エリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。男はうその証言をしたのか？　――　様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、信じがたい邪悪の存在を暴く！　アメリカ探偵作家クラブ賞（エドガー賞）二冠作家が圧倒的筆力で放つ傑作巨篇。

②「アイアン・ハウス（Iron House）」：　凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。育ての親であるボスの了承は得たが、その手下のギャングたちは足抜けする彼への殺意を隠さない。ボスの死期は近く、その影響力は消えつつあったのだ。エレナの周辺に刺客が迫り、さらには、かつて孤児院で共に育ち、その後生き別れとなっていた弟ジュリアンまでが敵のターゲットに！マイケルは技量の限りを尽くし、愛する者を守ろうと奮闘する・・・。マイケルは作家として成功を収めたジュリアンとの再会を果たす。だが、弟は深く心を病んでいた。孤児院アイアン・ハウスでの忌まわしい記憶にいまだ取り憑かれているのか。しかも、ギャングの魔の手が迫るなか、弟を養子にした上院議員の邸宅の敷地で無残な死体が見つかる。それは孤児院でジュリアンを虐めていた連中の一人の成れの果てだった。まさか、弟が犯人なのか・・・。交錯する謎が新たな謎を呼ぶ緊迫のスリラー。

★著者、ジョン・ハート（John Hart）は1965年、ノース・カロライナ州ダラム生まれ。地元のデヴィッドソン・カレッジでフランス文学を学び、次いで会計学・法学の学位を取得。刑事弁護士、銀行家、株式仲買人、ヘリコプター整備士（見習い）などを経て作家を志す。2006年に処女作『キングの死』でエドガー賞処女長編賞候補、マカヴィティ賞及びバリー賞の新人賞候補になるなど高い評価を得た。次いで、『川は静かに流れ』でエドガー賞長編賞、『ラスト・チャイルド』でエドガー賞長編賞、CWA賞スチールダガー賞（最優秀スリラー賞）、バリー賞をトリプル受賞。アメリカで現在最も勢いのある作家の一人で、ミステリ界の「新帝王」と呼ばれている。ほかの作品に『アイアン・ハウス』（Iron House）、『終わりなき道』（Redemption Road）、『ザ・ハッシュ』（The Hush）、『帰らざる故郷』（The Unwilling）など。

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