広瀬俊雄著、「シュタイナ-の人間観と教育方法: 幼児期から青年期まで」です。ミネルヴァ書房刊、読みやすいハードカバーです。320ページ。定価3,600円（税別）。状態は未使用に近く、非常に良好です送料は、クリックポストで185円です。

★内容：　多くの関心を集め、今や世界各国に広まったシュタイナー学校。本書は、従来あまり言及されていない幼児期と青年期の教育の方法にも光をあてて、シュタイナーの教育理論の体系的理解を試みる。

　序章　シュタイナーの生涯と活動
　第1章　時代の教育への批判
　第2章　教育の基礎としての人智学的人間観
　第3章　幼児期の教育の方法
　第4章　児童期の教育の方法
　第5章　青年期の教育の方法
　結章　シュタイナーの教育方法の今日的意義

★ルドルフ・シュタイナー（Rudolf Steiner, 1861 - 1925年）はドイツの思想家、哲学者、教育者。クラリェヴェク（現クロアチア領）に生まれ。ウィーン工科大学で学ぶ。ゲーテの自然科学論や学芸雑誌の編集に携わりながら、前衛的な団体やアナキズムの傾向をもつ人々と関係するようになり、ニーチェ主義的な自由思想の立場を経て、人智学（Anthroposophie；「人間の叡智」を意味する）と称する精神運動を創唱した。シュタイナーの人智学は「理性的に洗練した神智学」とされ、その思想は中世的な伝統の再興ではなく、理性を尊重する西欧近代に特有な神秘主義であり、ユング、パウル・クレー、ヘッセ、シュヴァイツァーらに影響を与えた。シュタイナーはまた、子ども一人ひとりの個性を尊重し能力を最大限に引き出すことを重視する教育理念を提唱し、独自に私学校を開いて広く実践した。かれの多くの著作や講義録は『ルドルフ・シュタイナー全集』として、現在もなお系統的な編集・出版が続けられている。

★著者、広瀬俊雄は1942年、静岡県生まれ。教育学者。東北大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程満期退学。広島大学教育学部教授（のち名誉教授）、同志社女子大学教授、東広島シュタイナーこども園さくらを理事長などを歴任。1990-91年、ウィーンに招聘留学し、シュタイナー教育の実践と成立史に関する研究に従事。著書に『シュタイナーの人間観と教育方法』、『ウィーンの自由な教育 シュタイナー学校と幼稚園』、『生きる力を育てる 父親と教師のためのシュタイナー教育講座』、『子どもに信頼されていますか？ 心と学力を育む12の法則』など。

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