エドガー賞2度受賞の実力派、アンドリュー・クラヴァン（別名：キース・ピータースン）著、「秘密の友人（Don't Say a Word）」です。羽田詩津子訳、角川文庫。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　精神科医コンラッドは殺人罪で起訴された少女エリザベスを看ることになった。華奢で息をのむほど美しい彼女だが、ひとたび精神のバランスを失うと、信じられない腕力で人を殺してしまうのだという。エリザベスは、殺人を犯したのは自分ではなく、自分にしか姿の見えない架空の人格「秘密の友人」の仕業なのだと訴える。妄想と現実が交錯する彼女の話に次第に引き込まれていくコンラッド。そんなある日、二人に恐ろしい事件がふりかかる。キース・ピータースン名義でも知られる実力派作家が新境地をひらくサイコ・サスペンス第一作。本作は2001年にマイケル・ダグラス主演で映画化された。

★著者、アンドリュー・クラヴァン（Andrew Klavan）は1954年、ニューヨーク生まれ。複数のペンネームを持つ小説家、脚本家。カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、記者やニュースライターを経て専業の作家となる。マーガレット・トレイシー（Margaret Tracy）名の『切り裂き魔の森（Mrs. White）』（1987年映画化）と、キース・ピータースン（Keith Peterson）名の『夏の稲妻（The Rain）』とでMWAエドガー賞を2度受賞（後者は「記者ジョン・ウェルズ」が活躍する人気シリーズとなる）。主な作品としてほかに『真夜中の死線（True Crime）』（アンソニー賞候補／クリント・イーストウッドにより1999年映画化）、『秘密の友人（Don't Say a Word）』（2001年映画化）、『ホームランダーズ（The Homelanders）・シリーズ』、『Empire of Lies』など多数。近年は保守系の政治評論家としても知られる。

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