日本語学の決定版。金田一春彦著、「日本語」新版・上下2巻（岩波新書）です。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です（※通常の厚みの新書は、重さ1㎏を超えない範囲で計3冊程度まで同梱可能です）。　

★内容：　私たちが毎日なにげなく読み、書き、また話し、聞いていることば、日本語は、外国語と比べて一体どんな特徴をもっているのだろうか。さまざまな言語と比べながらその長所・短所を浮きぼりにし、その中にひそんでいる様々な興味深い問題を身近な具体例にもとづいて語る。発音・語彙・表記法・文法など、あらゆる角度から光をあて、日本語の面白さ、すばらしさ、そして欠点を具体的に解明する。上巻では、おもに発音と語彙について、下巻では、表記法と文法をとりあげるとともに、外来語の増大やワープロの普及によって日本語が今後どう変わるか、にも論及。ロングセラーの旧版をもとに、その後の日本語の変容に即して全面的に手を加えるとともに、言語学の最新の成果を盛りこんだ決定版。

★著者、金田一春彦は1913年（大正2年）、東京生まれ。東京帝国大学国文科卒業。京都産業大学教授、名古屋大学教授、東京外国語大学教授、上智大学教授、武蔵野女子大学教授などを歴任。文学博士（東京大学、1962年）。方言、アクセント、音韻史を専門とする言語学者で、日本の童謡にも深い関心をもつ。国語学会代表理事も務めた。「平家物語」及び平曲の研究家としても第一人者で、自ら平家琵琶も演奏する。著作として「明解国語辞典」はじめ、「十五夜お月さん」、「日本語方言の研究」、「日本語セミナー」（全6巻）、「日本語」、「日本語音韻音調史の研究」、「日本語のこころ」、「平曲考」、エッセイ集「ケヤキ横丁の住人」など多数。NHK放送文化賞、芸術選奨文部大臣賞、毎日出版文化賞などを受賞したほか、文化功労者、東京都名誉都民。栄典は瑞宝重光章・勲三等旭日中綬章・紫綬褒章。2004年死去（享年91）。

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