山内昌之／細谷雄一編著、「日本近現代史講義 - 成功と失敗の歴史に学ぶ」 （中公新書）です。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です（※通常の厚みの新書は、重さ1㎏を超えない範囲で計3冊程度まで同梱可能です）。　

★内容：　明治維新から150年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界史と融合した新しい歴史を模索する流れが強まっている。明治維新に始まり、日清・日露戦争、第2次世界大戦、東京裁判と歴史認識問題、そしてポスト平成に向けた歴史観の問題まで。特定の歴史観やイデオロギーに偏らず実証を旨とする、第一線の研究者による入門14講。

　序章　令和から見た日本近現代史（山内昌之）
　第1章　立憲革命としての明治維新（瀧井一博）
　第2章　日清戦争と東アジア（岡本隆司）
　第3章　日露戦争と近代国際社会（細谷雄一）
　第4章　第一次世界大戦と日中対立の原点（奈良岡聰智）
　第5章　近代日中関係の変容期（川島真）
　第6章　政党内閣と満洲事変（小林道彦）
　第7章　戦間期の軍縮会議と危機の外交（小谷賢）
　第8章　「南進」と対米開戦（森山優）
　第9章　米国の日本占領政策とその転換（楠綾子）
　第10章　東京裁判における法と政治（日暮吉延）
　第11章　日本植民地支配と歴史認識問題（木村幹）
　第12章　戦後日中関係（井上正也）
　第13章　ポスト平成に向けた歴史観の問題（中西寛）

★編著者、山内昌之は1947年、札幌市生まれ。北海道大学大学院博士課程中退。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、東京大学教養学部助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーバード大学客員研究員、政策研究大学院大学客員教授、東京大学大学院総合文化研究科教授などを経て、東京大学名誉教授、武蔵野大学特任教授。国際関係史とイスラーム地域研究で、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞、吉野作造賞、司馬遼太郎賞などを受賞。三菱商事顧問、フジテレビジョン特任顧問などのほか、政府の委員会委員として多くの政策立案にも参加し、近年は、教育再生実行会議委員、アジア文化交流懇談会座長、国家安全保障局顧問会議座長、天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議メンバー、日本国際フォーラム参与などを歴任。主な著書に『岩波イスラーム辞典』、『ラディカル・ヒストリー』、『歴史の作法』、『スルタンガリエフの夢－イスラム世界とロシア革命－』、『帝国と国民』、『中東国際関係史研究－トルコ革命とソビエト・ロシア1918－1923』など。2006年、紫綬褒章。

★同、細谷雄一は1971年、千葉県生まれ。立教大学法学部卒業。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得(MIS)。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。北海道大学専任講師などを経て、現在、慶應義塾大学法学部教授。著書に『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『外交による平和』(政治研究櫻田會奨励賞)、『大英帝国の外交官』、『外交』、『倫理的な戦争』(読売・吉野作造賞)、『国際秩序』、『歴史認識とは何か』、『安保論争』、『迷走するイギリス』など。

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