40年代から50年代製造のとてもヴィンテージなワイヤーであることから話は始まります。その後の時代の物とは全く音質や分解能力の次元が異なります。この時代のスプールはすでにほとんどありません。現在はほぼ60年代後半のものが市場に出ている状態です。そこのところを踏まえながら・・・

まず、WEの中では「非常に聴きやすいワイヤー」と言えます。その心は、超Hi-fiで分解能が高いWEの特徴を備えつつ、実にノレる音質なのです！！「踊れる！！」いや本当！！温度感もWEの中では比較的高いのです。ROCKがとても気持ち良いです。各楽器のセパレーションのすばらしさと同時に、全体のプロポーションの見事さはトップクラスです。なぜここまでうまく倍音が並べ替えられるのか摩訶不思議なほど見事なバランスです。ストーンズなどのギター・アンサンブルとその音色も最高！ いやいや、それだけではありません！ Bassのドライブ感もイケテます。もう気になって仕方が無い！筆者は実際にギター & ベースの配線材としての才能があることを検証する為、配線＆試奏しました。そして確証を得たのです。これは楽器にもとても良いワイヤーです。

JAZZ系では、特にピアノの内声表現に驚嘆します。Chord Analysisが手に取るようにわかるじゃありませんか。 しかも、コロコロと転がって実に気持ちが良くなりました。SAXなどの気配・息づかいも充分です。コルトレーンすごいですね。痺れました。

クラシック系では、まずソースを選びません。ほぼこの300～400年以内の平均率で書かれた作品では見事なものです。 WEの特徴であるクールな分析能力とWEの特徴でない温度感がなんと同居しております。結果、最初に書いたように「聴きやすい」。長時間、ストレスなく音楽を楽しめるという訳です。因にJAZZ系の話題に戻りますが、リベットを打ったライドシンバルをブラシ・スティックで叩いた「シュイ～～～～ン」というサウンド・・・このワイヤーは、とっても印象的かつ良い音色なことに驚きました。気迫とか意志が伝わってきますね。背景音の美しさも このWEの特徴なのです。

ギター・ベースの内部配線は元より、オーディオのラインケーブルなどもすばらしい効果が期待出来ます。
「すばらしい」なワイヤー・・・流石にWEです。
是非、GROOVEしてください！！！！！