笹本稜平★その峰の彼方★　文春文庫拍卖-51maijp【ymi.cn】

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笹本稜平★その峰の彼方★　文春文庫

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笹本稜平★その峰の彼方★　文春文庫: 商品编号：s1123557054 【浏览原始网页】

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★商品説明★

笹本稜平著　「その峰の彼方」　文春文庫

　　　　　　２０１６年　１２月　文庫初版
　　　　　　定価　　　　８４０円＋税　　５６４頁

★著者略歴★

　１９５１年、千葉県生まれ。立教大学社会学部卒業。出版社勤務の後、フリーライター。２００１年、「時の渚」で第１回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞する。２００４年「太平洋の薔薇」で大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで描く、冒険・謀略小説を構築する。

★作品内容★

　解説いわく、山岳小説の最高峰。北米大陸最高峰のマッキンリーは、高さではヒマラヤに劣るが、高緯度のアラスカにあるので６１５４ｍの寒さや酸素濃度はエベレストに引けを取らない、さらに、ふもとからの高度差は桁違いだ。かつて冒険家の植村直己が１９８４年に遭難死した場所としても知られている。
　吉沢は大学の山岳部に入って津田と知り合った。かつては大学山岳部の勇と知られていたが、今では部員は彼ら二人だけ、津田に連れられて、クライミングや沢登りの技術を教えられ、ついにはヒマラヤまで登ることに成功。でもその後いろいろあって、津田は中退、アラスカの旅行社で山岳ガイドを務め、吉沢は大学に残り、氷河研究などをしていた。そんな時、吉沢のもとに津田が予定日になっても帰らないという知らせが、冬の単独未踏のコースを登ったが下山予定日を過ぎても帰らないという。食料などは２週間分、それを二日過ぎて連絡がない。かつて日本山岳会とは決別した津田に日本からの援助はない。急遽、現地に入る吉沢。思えば三年前に、津田は不吉な言葉を吐いている。”あっちの世界に入ったら”。現地入りした吉沢は彼がたどったコースを考え、後を追う。朗報と言えるかもしれないが、前日の朝、山頂を目指す人の姿を見たという情報、そして、救助隊にかすかだが、津田の無線の声が聞こえた。冬のマッキンレーで２０日以上サバイバルしていたのだ。救助計画が練られる。山頂直下のキャンプ場にいる可能性が高い、そこからどうやったら救助できるのか。ここから吉沢、救助隊、レンジャー部隊、州兵のヘリコプター部隊、医者、そして妻や魂の師と思われるインディアンの長老、彼をここに呼び寄せたビジネスパートナーたちの働きが交互に語られる。彼は生きているのか、そして救い出せるのか。それが一番の読みどころではあるのだが、それで終わらない。彼が求めたもの、そしてなぜ次を目指すのか。インディアン（彼らは、”ネイティブ・アメリカン”ではなく自らこう呼ぶ）の深い知恵に共鳴した津田の姿がある。元からの姿なのか、妻や長老たちに出会ったことで変わったのかはともかく、人生を深く考えさせられるのは救助に当たった者、それぞれが感じるところだ。解説者いわく山岳小説の最高峰。
　日本の山岳小説といえば、私は学生時代、その先駆けである新田次郎の「孤高の人」を読んで、登れるわけでもないのに”冬山っていいな”とあこがれた。後に、机を並べたこともある人が、エベレストに挑戦して、アタックキャンプの周辺での高知順応の最中に行方不明になり、今でも遺体は見つからない。アタック・リーダーだった。その時の彼の年齢を、もうとっくに過ぎているが、彼はどう思っていたのだろうか。

　　状　態

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★出品者から★

　他にも多数出品しています。ぜひそちらも見てください。
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　また、出品希望の本などがあれば優先的に出しますので連絡してください。

参考・宅配料金（本の宅配に必要そうな部分などだけ取り上げました。変更の場合があります。）

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クリックポスト（ＪＰ）	厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。	Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。	補償無し。
レターパック・プラス	全国一律５２０円。	専用パッケージに入ればOK。厚みのある物や同梱に便利。	４㎏まで。補償無し。
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