「駅で出会ったスタンプに  たった一行の思い出を書き添えると  自分だけの旅日記が生まれる」（巻頭コラムより）

駅スタンプ収集歴25年の著者が、 全国の鉄道からSLが運行されている路線をピックアップし、 
その周辺の駅に設置されたスタンプ約300点を紹介する。 スタンプに描かれた名所・旧跡をわかりやすく解説する他、
 駅の知られざる歴史などにも触れ、鉄道雑学本としても読みごたえ充分。 さらに、初心者のために美しいスタンプの押し方もアドバイス。 
また、全国に駅スタンプが広まるきっかけとなった 北陸本線・福井駅の第1号スタンプ（昭和6年設置）をはじめ、 
過去に登場した名スタンプも数多く収載している。

旅先でスタンプを見かけて押した経験は誰でもあると思います。そんなスタンプの中でもSL列車の走る路線を
取り上げスタンプや駅周辺について的確なコメントが書かれており本を読みながらまるで自分が旅しているような感じになります。
スタンプの画像も随所にカラーを取り入れながらたくさん紹介されており、
見ているだけでも目の保養になり旅行が好きな方には是非お勧めしたい１冊です。

171ページ
出版社: エイ出版社 (2004/01)

旅好きなニッポン人が生み出した“駅スタンプ”文化。駅スタンプには、
旅人たちの思い出をそれぞれの心に残すべくさまざまな情景や逸話が刻み込まれている。
今回はそんな駅スタンプの中から日本全国のトロッコ列車が走る路線を特集する。

スタンプだけを扱う本は
読み物として、また資料的価値も非常に高く珍しいものだと思います。
駅スタンプは限られた場所に駅付近の名所などが描かれているが、
図柄を見て著者のコメントも読むだけでもかなりの勉強になるので
社会科の参考書として利用してみるのもいいかもしれません。

著者は放送作家。一方で駅スタンプの収集家の顔を持ち、これまでに集めたスタンプは4000個近くになるという。
 本書は『駅スタンプの旅 SL編』に続くシリーズ第二弾。
 トロッコ列車が走っているような路線がテーマになっている。
 宗谷本線、釧網本線、左沢線、会津鉄道、天竜浜名湖鉄道、黒部峡谷鉄道、瀬戸大橋線、土讃線、島原鉄道、
南阿蘇鉄道などの駅のスタンプ百数十個がカラー写真で収められている。
 それぞれ、デザインについて説明されているほか、分類、大きさ、設置年などもデータとして出ている。
 スタンプを集めるコツ、上手く押すための方法論なども。
 それにしても濃い世界だ。


187ページ
出版社: エイ出版社 (2004/09)