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藤原審爾★新宿警察シリーズ★　双葉文庫

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藤原審爾★新宿警察シリーズ★　双葉文庫: 商品编号：v1152262826 【浏览原始网页】

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★商品説明★

藤原審爾著　「新宿警察シリーズ」　双葉文庫

　「新宿警察」　　　　　　　　２００９年　１０月　文庫初版
　「慈悲の報酬　新宿警察２」　２００９年　１０月　文庫初版
　「新宿生餌　新宿警察４」　　２００９年　１１月　文庫初版
　　　　　　定価　　　　６００円～６１９円＋税　　２７６頁～３０１頁

★著者略歴★

　１９２１年～84年、東京生れ。文芸同人誌の手伝いをする傍ら、創作を始める。1947年文学史上に残る名作「秋津温泉」を発表。1952年「罪な女」他で第27回直木賞を受賞。その後純文学からサスペンス、任侠小説、ハードボイルド、社会性の強い作品、動物小説、ユーモア小説など幅広い作品を執筆し”小説の名人”とうたわれた。

★作品内容★

　警察小説の原点にして、警察小説の白眉。1975年にTVドラマ化され人気を博した（北大路欣也主演）。昭和20年代から書き始められたといわれるが、全体の作品数は不明。単行本未収録な物や、改題改筆などもあるので正確な数が分からない。何度もその作品集はまとめられているが、今回はその復刊。
　＜新宿警察＞　新宿警察署（初出時には、まだ存在していなかった）の刑事かを舞台にした群像劇。主役は30代の根来刑事と仙田主任、他にベテラン若手などが中心の話（第4巻に大まかなメンバーや性格についてまとめられている）が、初期のころから長く続いたシリーズなので、表記などが変わっている場合がある。「新宿警察」シリーズの最初にもってくるには適当かも。若い女性に硫酸をかける事件を追う刑事や、それと関係ない物を追う刑事たちの群像劇。「復讐の論理」根来刑事が逮捕した男が脱走した。逮捕時に男の内縁の女が死んだことを恨みに思っている。一方根来刑事は学生たちの間に流行る麻薬事件を追っていた。根来刑事の妹も登場。「若い刑事」根来刑事の原型ともいえる若い刑事の警察官としての覚悟。「新宿心中」柔道5段こわもての山辺刑事。警官の家族だからと言って、ヤクザからの嫌がらせに心の折れかけているその妻。家族を思い心の揺れる山辺刑事だが。「ズベ公オカツ」”ズベ公”などといっても今ではわからないだろう。けれど心根は純情な娘と根来刑事の関り。短い話だが、いい話。発表順ではないが、刑事の月給が2万数千円だったり、隔世の感じもする。でも、事件は今も昔も金と権力が絡み、金を持つ者が権力を持ち、権力を持つ者に金が集まるというところは変わっていな。その中で寺密に働く警官たちの姿。
　＜慈悲の報酬＞　執筆年が書かれていないので、よくは分からないが1970年前後の話が中心なのだろうと思う。学生運動が描かれることが多い。第1週に比べると給料が上がりや、電話などの普及が場面に多く登場する。新宿署の刑事の人となりが前面に出てきて群像小説の雰囲気が濃くなる。「新宿ゴキブリ」うっとおしい夏の夜。どうでもいいことから、数十人の乱闘になり、駆り出される刑事。「勇気ということ」映画館での刺傷事件から、武器の密売、そして警察官に対しての発砲。年末に起こった事件。「新宿裏町小唄」アパートの一室で若い女性が自殺した。その娘は妊娠していて相手はやくざな新聞記者。殴ってやろうと思った刑事だが。「田舎刑事」張り込み中のビルに指名手配されている男が入るのを確認された。北海道からその男の確保にやってきた刑事。「慈悲の報酬」警官が殴り殺されると医事件が起きた。同にもやりきれない若者の犯罪。「春の張込み」主婦が交通事故で死んだ。彼女は幼い子供たちを抱えた主婦で亡くなった夫の元上司と旅館に行っていたようだ。これを報道しようとする若い記者。沖縄返還の密約が報じられていたころの事件。「純情無頼」集団就職で新宿にやってきた純情な青年。ただその要望が悪かった、いかつくて体格もいい。その転落の様子を描かれてる。「新宿その血の渇き」地方から上京してきて工場に努める青年。でもその居場所はなかった。うっ憤を晴らすために、無関係の女性を刺す。高度成長期と言われる時代の新宿。
　＜新宿生餌＞　巻末解説に、わかる限りの作品とその収録先が挙げられているが、改題されていたり、何度も収録されていたりするので、全体の流れの参考にはなるかも。「恨み雨」渡瀬刑事は松葉杖を突く少女と出会い心ときめくが、自分の職業を考えあきらめる。ところが数日後、彼女瓦礫死体となって発見される。服が破かれ、下着を脱がされていた。彼女の日記を手渡された渡瀬は、こんなことをした若者たちに怒りを覚える。「へんな夫婦」こん睡強盗や、旅館を利用した篭脱けの事件を追う刑事たち。ユーモア色の強い作品。「当然の復讐」自堕落な金持ちの大学生たちが次々に襲われる。顔を焼かれたり硫酸を掛けられたり、足を切断されたりと。彼らの繋がりを探ると一月前に自動車事故で死んだ女子高生との事件とつながりが見えてきた。若者の無軌道ぶりが描かれる。「鴉のあしあと」ここからの4編は、刑事の活躍より、新宿という町に押しつぶされていく人間を描く。美人局をやっている女が、ヤクザの下っ端の男に嫌気がさして逃げ出そうとするが。「痴情怨恨」戦後すぐ、山奥から働き者の大工に嫁入りした女だが、夫は34歳の働き盛りに突然死ぬ。残された土地とお金で新宿にアパートを立てて娘を育てるが。移り行く街新宿。「新宿生餌」これも田舎から中卒で就職してきた青年が、新宿という町ですりつぶされてゆく様子。「殺しのホシ」地下鉄の出口傍でガードレールにもたれて死んでいった男。東北から家族を残して出稼ぎに来ていたのだ。殺しの犯人は新宿という町。

状　態	古い物なので、小口に一部シミなどがあります。

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★出品者から★

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宅配名	条件・サイズ	料金	注意点
クリックポスト（ＪＰ）	厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。	Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。	補償無し。
レターパック	全国一律６００円。	専用パッケージに入ればOK。４㎏まで。厚みのある物や同梱に便利。	補償無し。
ゆうパックなど宅配便	従量制、配達地によって料金が変わる。	大体８８０円～と見ていい。	まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。