国学者・神代道之介の申諭書　信州飯田藩主・堀親義宛て　長野県飯田市／古文書【25-0505-35】拍卖-51maijp【ymi.cn】

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国学者・神代道之介の申諭書　信州飯田藩主・堀親義宛て　長野県飯田市／古文書【25-0505-35】: 商品编号：v1201049970 【浏览原始网页】

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甲子(元治元年、1864年)7月2日、神代道之介・日下太造が飯田藩主・堀石見守(親義)に宛てた文書で、腐敗した社会を批判している。

『市村咸人全集第5巻』(下伊那教育会、1980年)に翻刻が収録されている史料で、現・長野県飯田市の谷川橋に張り付けられた文書だとされる。

調査の結果、「神代道之介」「日下太造」と称する人物は地元の国学者4名と判明し、幕府の譴責を恐れた飯田藩は彼らを警戒した。

16.5×103cm

【翻刻】

申諭

此方共義、東馳西奔して御

国事ニ致尽力候義ハ、乍不及開

闢以来之天恩奉報る為也、

右ニ付、此度同盟八十五人、当月

朔儀出立、東海東山両道之

内令東下候間、若東山道ニ相成候へバ、

必当地通行ニ付、宿ニ(有脱カ)之者共不相驚

相定之賃銭請取之申聞次第、人馬差

出シ可申候、諸有志之者共之所存者、

内奸外夷攘斥之、立君臣大義名

分ヲ明にせんが為なれバ、奸吏賊商を

討罪シ、赤心報国之実事ヲ行と

欲処也、今や此大挙ニ乗し、偽徒共

之世ヲ欺ク有、然るニ当地之鼠輩共

之真偽之弁別ヲ不知して、一向ニ打驚ク、

有愚之甚敷と言へし、若又軍用な

どゝ称し、財貨ヲ貪らんとする族有

之ハ、夫らハ素より取ニ不足者なれバ、早速

打捨可申、聊後患なし、扨我々ハ当地

通行ニ付而者、昨年関東ニ而討洩シ候

林村権蔵始、此辺奸商共誅伐ニ

可加之処、東下先陣として差急候

義、且是等之小事ハ其家来中へ

相任候間、天誅可相行、我々両人

義ハ相待居候者も有之ニ付、今夜

中ニ下諏訪駅迄罷下り候間、不取敢

右之趣相諭置候、委細者右人数

通行之節承知可致者也、

甲子

七月二日

御官

神代道之介

日下太造

堀石見守殿

右、当時在府中ニ付、家来中ニ而

承知可有之候、右(同脱カ)盟之輩通行之

儀者、此辺所々陣屋詰之者共

致恐怖(候脱カ)哉ニ而候得者、全以無謂義

ニ者申聞候義無之候間、安心可罷在候、

乍然右挙ニ乗シ賊徒共之乱行

難計候ニ付、其辺之処肝煎可然也、

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