■解説 アドバンスドΑ-Xバランス回路を採用した607シリーズのプリメインアンプ。 アドバンスドΑ-Xバランス回路は、信号の伝送・増幅が同時に行われる、バランス構成。 パワー段には、オーディオ専用に開発したNM-LAPTを搭載。 入力から出力まで、全段をワイドレンジDCアンプ構成とし、裸特性における周波数特性の拡大や、位相特性の向上、歪率の低減化を行い、NFBを最小限に抑えています。 パワーステージには位相反転無しで−側の出力を取り出せるNEWダイヤモンド差動回路を採用。 電源部にはNEW Α-Xバランス電源を採用。 アンプの中央に電源部を置き、その左右にパワーユニットを対称に配置したツイン・モノラル・コンストラクションを採用。 アンプの振動や共振を制御する為、アイソレーテッド・メカニカル・フィードバックを導入しています。 マスターボリュームとシャーシの間やパワートランジスタと放熱器の間等、振動伝達経路に、純銅製の制振アイソレーションパーツを採用。 新開発の特殊構造インシュレーターを銅メッキビスで固定。 サンスイのVINTAGEシリーズの開発で得られた高音質パーツから、さらに厳選して採用。 ARS、金メッキリードフィルムコンデンサー、RMG金メッキ抵抗等を採用。 フロントパネルの取り付けビスには銅メッキビスを採用。 ソースパワーダイレクトを搭載。 レックセレクター、オール金メッキ入力端子10系統、6連ディテントボリューム、極性表示付電源コード等を採用。
機種の定格 型式 … インテグレーテッド・アンプ （パワーアンプ部） 実効出力 (10HZ〜20KHZ、両CH同時動作) … 105W＋105W (6Ω)　90W＋90W (8Ω) 全高調波歪率 (実効出力時) … 0.003％以下 (8Ω) 混変調歪率 … 0.003％以下 (8Ω) ダンピングファクター … 150 (8Ω) 周波数特性 (1W) … DC〜300KHZ+0 -3DB 入力感度/インピーダンス (1KHZ) … 1V/5KΩ SN比 (Aネットワーク) … 120DB以上 ダイナミックパワー … 280W (2Ω)　220W (4Ω)　155W (6Ω) TIM歪 (SAWTOOTH) … 測定限界値以下 スルーレイト … 180V/ΜSEC ライズ・タイム … 0.6ΜSEC （プリ部）