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牧秀彦★算盤侍陰御用★　双葉文庫

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牧秀彦★算盤侍陰御用★　双葉文庫: 商品编号：w1163457854 【浏览原始网页】

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★商品説明★

牧秀彦著　「算盤侍陰御用」　双葉文庫

　「婿殿開眼　算盤侍陰御用１」　　２０１１年　４月　文庫４刷
　「婿殿激走　算盤侍陰御用２」　　２０１１年　４月　文庫初版
　「婿殿修行　算盤侍陰御用３」　　２０１１年　９月　文庫初版
　「婿殿勝負　算盤侍陰御用４」　　２０１１年１０月　文庫初版
　「婿殿大変　算盤侍陰御用５」　　２０１２年　１月　文庫初版
　「婿殿帰郷　算盤侍陰御用７」　　２０１２年　９月　文庫初版
　「婿殿懇願　算盤侍陰御用８」　　２０１３年　２月　文庫初版
　「婿殿葛藤　算盤侍陰御用９」　　２０１３年　５月　文庫初版

　　　　　　定価　　５８１円～６００円＋税　　２８５頁～２９７頁

★著者略歴★

　１９６９年、東京生れ。早稲田大学政経学部卒業。２０歳から居合の稽古を始め５段。東芝経理部に勤務後、リクルートの取材記者を経て時代作家を目指す。30歳を目前にして時代作家に専念。

★作品内容★

　　時代小説で一番有名な”婿殿！”は、必殺シリーズの中村主水だろうが、それに劣らずの婿殿シリーズ。笠井半蔵は、百五十石の直参旗本の婿養子に入った、妻は美人だし、勘定方の役職に不満もない。けれど、子ができずに10年、美人の妻の尻に敷かれている。剣の腕はあるが、算盤の勘定方ではパッとしない。
　＜１．開眼＞　今日も朝早くに起こされて、仕事に追い出される半蔵。夜明け前に江戸城の門前に来てみれば、勘定奉行の駕籠が襲われている。思わず助けに入る。まだ人を斬ったことは無いが、天然理心流（のちに新選組の近藤勇もそこの師範になるが、田舎剣法として当時は馬鹿にされていた）を極めた半蔵は、5人相手に守りきり、勘定奉行を救う。けれど、勘定奉行の方は門内に逃げ、門を閉めて助けを出そうともしない。さすがに腐ってその日はそのまま休みを取るが、勘定奉行からの感謝の言葉もない。さすがにむっと来る。でも翌日は休んでいいという知らせで休み、その翌日役所に行くと勘定奉行から呼び出された。勘定奉行から密命を与えられたのだ。奉行を襲ったと思われる矢部定鐘の影警護を命じられたのだ。矢部和若くして火盗改めや勘定奉行も務めた切れ者だが、老中首座の水野忠邦と意見が合わず左遷され、今は閑職についているのだ。それを恨みに思って水野の腹心の勘定奉行を襲ったのだが、何故その彼を守らなければならないのか。矢部の実子高義父を殺された娘や、鳥居陽蔵なども現れて物語は錯綜する。半蔵のとりえは実直で人のいいこと。いつか話切り捨てようと思っている勘定奉行にいいように使われながらも、自分の思いを守ってゆく。これまでは、美人の妻の尻に敷かれていたが、自分の剣の腕を信じて開眼。
　＜２．激走＞　勘定奉行にいいように使われながらも、結局は矢部の身辺警護に付くことに。妻の態度もこの頃優しいが、陰警護のために朝帰りした後などは、妻はいつもよりきつく髷を結い、朝飯も出してくれずに家を追い出される。矢部の警護に付くことになったが、矢部の評判は悪い、なんでこんな男をと思ってもいるが、酒を断ってしっかり仕事をすれば実力者だ。そんな矢部を水野忠邦の側近である鳥居陽蔵や勘定奉行は、南町奉行に推薦する。水野の敵対者を何故推薦するのか。そして矢部を狙う刺客は誰が送っているのか。事態はますます闇を深める。そして、念願かなって南町奉行に内定された矢部のすきをついて拉致される。敵味方入り乱れての戦いが起こる。根は夫思いであるが天然の妻や、半蔵と仲の良い出来た弟、若くして奉行所で活躍する弟弟子など、彼らは気持ちいい。難点を言えば、あまりにもキャラクターを出しすぎた結果、人間関係などで”あれっ”という場面も多々ある。もう少し人を絞った方がいいかも。
　＜３．修行＞　どうにか、矢部駿河の守は南町奉行になった。閑職時代を含め、その評判はいまいちだが、身近に接していた半蔵はその人柄に惹かれる。内与力に誘われたが、それは断り陰ながら悪党を倒す手助けをする半蔵。やることが見つかり充実した生活を送る半蔵、妻との仲もよくなったし、本業の算盤の腕も上達。すっかり反俗している半蔵に油断があった。ささの屋のお駒と居た前の梅吉は、母親と養父を火盗改め時代の矢部に殺されていて、仇討の機会を狙っていたのだが、彼らを育ててくれた盗賊万年青組の頭が、矢部に狙われる。矢部のために万年青組を追っていた半蔵は、彼女らと対立することになる。そして万年青組が矢部の見習い同心となっていた三村右近に問答無用で殺されるのを見て慄然とする。さらにお駒たちを狙う右近と剣を交えるが、無様にも負けあざけられる始末。矢部と手を切った半蔵は、研の修行と上司の勘定奉行からの密命で、甲州街道に出没する悪党退治に出発する。
　＜４．勝負＞　少年から青年時代を過ごした懐かしい、八王子から甲州に向かう半蔵。三村右近・左近に勝つための修行を兼ねていたのだが、出会う相手は弱い悪党だけ、それに慢心して笹子峠に巣食う浪人たちを退治に向かったが、逆に打ちのめされ、左近に助けられる。一方そのころ右近は、半蔵を虐げるためだけに美人と評判の半蔵の妻。佐和を襲う。こちらは、兄を心配して駆けつけた弟の範正に救われるが、その後も彼女を狙う手合いがいた。鳥居陽蔵の悪の手先、本庄茂平治だった。左近の諭しで江戸に戻った半蔵は、上司の勘定奉行に報告し家に戻るが、そこに鳥居陽蔵の手下から笹のやのお駒や、妻の佐和が攫われたという情報が入る。ともかく妻を助けねば。陰御用を知らせないために覆面をして、妻が囚われている茂平治の離れに向かう。
　＜５．大変＞　江戸に戻った半蔵だが、まだゆっくりはしていられない。南町奉行の内与力から頼まれた陰御用は。知り合いの頼みなので断れなかったのだが、奉行所の同心が辻切り（辻打ち）をしているというのだ。物語の発端は5年前にさかのぼる。前の奉行筒井は、5年前お救い米の調達に関わって、不正を働いた米問屋を助けるために手を回したのだが、それを種に今の奉行矢部駿河の守が奉行を追い出して今に至るのだが、その時に関わった奉行所の役人を煽り立て、今度は矢部の失脚を狙うのが鳥居陽蔵。あまり褒められた奉行ではないが、今の矢部の男意気に感じて半蔵は彼を守ろうとする。ついに妻の佐和に陰御用を知られることになるが彼女の助けもあって今回は無事に済ますことができる。
　＜７．帰郷＞　部下の半蔵の使い勝手が悪くなり、矢部失脚の枷になっていることを知り、上司の勘定奉行・梶尾は半蔵に陰御用を命じ、八王子に送り出す。半蔵にとっては少年時代を過ごした懐かしい故郷。妻の佐和動向を命じられたので、新婚旅行気分で八王子の兄弟子の元を訪れる。だがその桔梗は平穏ではなかった。恩師ともいえる千人同心が危篤に陥っていたのだ。早速見舞いに訪れるが、そこに刺客が襲い掛かってくる。韮山代官や高野長英とも親交の深かった恩師に恨みを持つ者たちが、平穏に死なせたくなかったのだ。恩師を守るためにその家に寝泊まりする半蔵。佐和は兄弟子の家で過ごすことになるのだが、兄弟子は半蔵に似合わない妻との離縁をはかる。美しすぎる佐和は罪作りだが、それでも似合わない夫婦の絆は深かった。雨降って土固まる。
　＜８．懇願＞　江戸では、矢部奉行の追い落としが迫っていた。前奉行を鳥居たちと協力して罷免した矢部だが、所詮老中水野とは水と油、つなぎとして南町奉行に据えられたにすぎない。今度は自分が追い落とされる立場に立つ。一度は、矢部と手を斬ることにした半蔵だが、矢部の内与力の金井権兵衛にも頼まれて、再び手助けすることにする。親の敵と狙うお駒たちとも一応和議をなさせ、鳥居の弱点を探ろうとする。内与力の金井は、剣の腕はいまいちだがその純朴さと矢部を守ろうとする気持ちは強い。どうにか鳥居の悪事の証拠を手にしたと思っていたのに、三村右近に惨殺される。ついに半蔵も真剣を取り右近を追い詰める。
　＜９．葛藤＞　ところが、右近を追い詰めたところで、勝負に水を差す情報が飛び込んだ。南町の年番方与力・仁杉が鳥居にとらえられたというのだ。仁杉は前奉行が追い落とされるお救い米の一件に深くかかわっていたのだ。今回またそれをほじくり返され、鳥居に囚われた。これが事件になれば管理不行き届きということで矢部の失脚は間違いない。人格者と言われる仁杉を救うべく半蔵たちが動き出すが、この事件には矢部が過去に関わっていたこともありどうにも歯切れが悪い。そんな半蔵に鳥居に雇われた3人の忍び崩れが挑む。
　歴史上は、この後、仁杉は牢内で不審死し、矢部は責任を取らされ罷免。鳥居が南町奉行になり水野忠邦の倹約令を押し勧めるのだが、あまりにも評判が悪く、ついには、水野共々罷免され、その後は幕末になだれ込んでゆくのだが、それは後の話。

状　態	個人蔵書のため経年劣化等はご容赦ください。。

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★出品者から★

　他にも多数出品しています。ぜひそちらも見てください。
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　また、出品希望の本などがあれば優先的に出しますので連絡してください。

参考・宅配料金（本の宅配に必要そうな部分などだけ取り上げました。変更の場合があります。）

宅配名	条件・サイズ	料金	注意点
クリックポスト（ＪＰ）	厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。	Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。	補償無し。
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ゆうパックなど宅配便	従量制、配達地によって料金が変わる。	大体８８０円～と見ていい。	まとめて送るのには割安。配達時間指定あり。