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松元寛（著）『ヒロシマという思想――「死なないために」ではなく「生きるために」』

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東京創元社（刊）、1995年7月20日第1刷発行（初版）、214ページ、定価1400円

ISBN4488023428

○帯より

戦後50年、広島に生きて「ヒロシマ」を政治的事件としてではなく思想の問題として考え続けてきた著者の「ヒロシマ」体験の記録。

○目次

序に代えて私はなぜ広島にいるのか

1 1960年から70年へ

原水爆禁止運動における思想と行動 1970年、ヒロシマ会議報告 8.6、広島の意味するもの

2 1980年前後

原点としてのヒロシマ平和と文学、平和の文学原点としてのヒロシマ、ナガサキ

3 1985年以後

原爆民主主義を超えるために核抑止力戦略を支えるもの文学的な、あまりに文学的な

あとがき

○奥付より

1924年当時の朝鮮京城（現在の韓国ソウル）に生れる。1948年東京大学文学部英文科卒業。編集者生活を経て1951年広島に帰って教職に就き、現在は広島修道大学人文学部教授。英文学専攻、『シェイクスピア悲劇の世界』『シェイクスピアの全体像』「漱石の実験―現代をどう生きるかー』『小説家大岡昇平』等の著書がある。また原爆の問題に関心を持ち『広島長崎修学旅行案内』等を書く。

○状態

古本ですが本体の状態は良く、折れ、破れ、焼けはありません。文中15ページにわたり鉛筆による傍線、チェックがあります。帯は切り取り背扉裏に糊付けしてあります。松元氏による貴重なヒロシマ論――絶版状態にある本書をお譲り致します。

ヒロシマという思想「死なないために」ではなく「生きるために」松元寛／著