白鷺神社の由来書　日光県宛て文書3点　栃木県河内郡／古文書【25-0422-29】拍卖-51maijp【ymi.cn】

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白鷺神社の由来書　日光県宛て文書3点　栃木県河内郡／古文書【25-0422-29】

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白鷺神社(栃木県河内郡)の社務・白林行忠が作成した文書の写本。

明治2～4年、日光県(のちの栃木県)に宛てた文書の草案や控えなど3点を収録。

白鷺大神(白鷺神社)の由来、境内のあらゆる建造物のデータ、摂社・末社・別社から、白林行忠の妻の名が「うた」で、子供が二人いるなど個人情報も申告している。

明治2年の文書は朱筆で訂正しており、県に提出した文書の草案だと分かる。

明治4年の2点は、提出した文書の写し(控え)と思われる。

全14丁

白鷺神社

しらさぎじんじや

［現］上三川町上三川上町馬場

普門寺の北、上三川の町並の北端にある。祭神は日本武尊。大己貴命・事代主命・豊城入彦命を配祀。旧郷社。白鷺神社縁起（柳田守一文書）によると、嘉祥三年（八五〇）夏の大旱魃のとき井戸を掘ったが大石があって掘進むことができず、苦心の末に石を取除いたところ泉が湧出し、作物が豊穣となった。石には「日本」と刻まれていたので、これを日本武尊の神徳によるものと考え、小祠を建て「白鳥ノ神社」と称し、建長二年（一二五〇）白鷺神社と改称したという。一説には延暦二年（七八三）疫病が大流行したとき、当時の国守平松下野守（文屋高島）が日本武尊の神託によって疫病退散の祈願のため一祠を建てて祀ったともいう。「下野国誌」は建長元年横田頼業が上三川城を築城したとき、宇都宮の二荒明神の祭神豊城入彦命を勧請して相殿に祀ったと伝え、康暦二年（一三八〇）小山義政が上三川城を攻めたとき、社叢に群れて飛交う白鷺を多くの白旗と見誤り、戦わずして退去したとの逸話を残す。宝永四年（一七〇七）正一位を授かる（旧県史）。宝暦年間（一七五一―六四）には火災によって社殿を焼失。別当は普門寺であったが、寛永元年（一六二四）神宮寺を建てて別当とした。一一月一五日の例祭には吉田流太々神楽が奉納され、七月三一日の大祓には茅の輪をくぐって無病息災を祈願する「輪くぐり」が行われる。

(『日本歴史地名大系』)