エマニュエル・トッドの2冊セット；　①「第3次世界大戦はもう始まっている」、②「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる　日本人への警告」の2冊です。大野舞／堀茂樹訳、文春新書。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。　

★内容：　
①「第3次世界大戦はもう始まっている」：　本書は近年収録されたトッドのインタビュー集。第1章と第4章は、ロシアのウクライナ侵攻が始まった2022年2月より後に収録され、ウクライナ戦争がテーマになっている。第2章と第3章は、ウクライナ侵攻が始まる前に公開されたインタビューと評論であり、原文はインターネットで全文公開されている。
　1. 第3次世界大戦はもう始まっている　／聞き手：大野舞
　2. 「ウクライナ問題」をつくったのはロシアでなくEUだ　／聞き手：M・ノーウィッキ（Maciej Nowicki）／大野舞訳
　3. 「ロシア恐怖症」は米国の衰退の現れだ　／大野舞訳
　4. 「ウクライナ戦争」の人類学 ／同

②「『ドイツ帝国』が世界を破滅させる　日本人への警告」：　冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」。ＥＵとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している。ウクライナ問題で戦争を仕掛けているのもロシアではなくドイツだ。かつての悪夢が再び甦るのか？
　「圧倒的な5つ星。真理とは偏見に他ならず、それゆえその語り口は「毒」をもつ。忌憚（きたん）のない本書の素晴らしさはそこにある。（中略）通商国家日本にとって無秩序な世界は最も困る。しかし綻び、再編されつつある諸国間の関係に、どのように関わって行くのかの構想力が日本にあるだろうか。知の鍛錬をためらわぬビジネスマン必読の一冊」（中沢孝夫；　日本経済新聞書評より）
　1.　ドイツがヨーロッパ大陸を牛耳る ― 2014.8
　2. ロシアを見くびってはいけない ― 2014.5
　3. ウクライナと戦争の誘惑 ― 2014.5
　4. ユーロを打ち砕くことができる唯一の国、フランス ― 2014.6
　5. オランドよ、さらば！　銀行に支配されるフランス国家 ― 2013.5
　6. ドイツとは何か？ ― 2011.12
　7 富裕層に仕える国家 ― 2011.12
　8. ユーロが陥落する日 ― 2011.11

★エマニュエル・トッド （Emmanuel Todd）は, 1951年5月16日 - ） は、パリの西部、サン＝ジェルマン＝アン＝レー生まれ。パリ政治学院修了、ケンブリッジ大学歴史学博士。歴史人口学者・家族人類学者。家族制度や識字率、出生率などにもとづき、現代政治や国際社会を独自の視点から分析、ソ連崩壊やリーマン・ショック、イギリスのＥＵ離脱、アメリカでのトランプ政権誕生などを予見したことで広く知られる。主な著書に、「最後の崩落」、「第3の惑星 ― 家族構造とイデオロギー・システム」、「新ヨーロッパ大全〈Ⅰ・Ⅱ〉」、「帝国以後　―　アメリカ・システムの崩壊」、「Le Fou et le proltaire」、「L’Invention de la France」、「L’Enfance du monde」、「La Nouvelle France」、「移民の運命」、「経済の幻想」、「世界の多様性」、「デモクラシー以後」、「自由貿易は、民主主義を滅ぼす」など。

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