ヨッフム ブルックナー 交響曲1番/交響曲6番/テ・デウム 極美品 1965~66 ベルリンフィル バイエルン放送交響楽団 ジュダーダー ヘフリガー DG 邦盤 邦語解説 歌詞

ヨッフムのブルックナー 1番と6番 それにテ・デウムです。言うまでもないですが、交響曲は一度目の全集から テ・デウムは宗教曲集からの分売です。これだけで それぞれの全集を代表できる 象徴できる…とは思いませんが、それでも 上澄みだけを掬い上げるようなセレクトではなかったかと 何となく考えています。私自身は 普段から頻繁に交響曲を聴く…況してや ブルックナーを聴く人間ではなく、この場合も“テ・デウム”を聴くためだけの購入だったのですが、これはこれで 良い選択だったと思っているところです。
交響曲全集も宗教曲集も この録音が“史上初”だった事はとても重要だと思います。交響曲は5番以外はおおよそ1960年代の録音で、その頃になり やっと“全集録音の機が熟した” という事実は、現在からだと今昔の感に堪えません。古今 ブルックナー指揮者はあまた居られますが、人気曲以外の“全曲”の“初代”及び“開拓者”は やはりヨッフムでしょうし、それを託されたヨッフム自身の晴れがましさも 察するに余りあります。

・交響曲第1番 リンツ版1965/66年稿 1965.10.16~19 録音 ベルリンフィル イエスキリスト教会
・テ・デウム 1965.6.28~7.2 ジュダーダー・ワーグナー・ヘフリガー・ラッガー ベルリンフィル イエスキリスト教会
・交響曲第6番 1879/81年稿 1966.7.1~3 録音 バイエルン放送交響楽団 ヘルクレスザール

宗教曲集は1962年~72年の録音… 初出が1973年9月で なんとLP5枚組。DGとヨッフムの面目躍如で、何とも凄い事を企画するものだと 感心してしまいます。この“テ・デウム”のソリストも当時の宗教曲のベストで豪華ですが、最後の1972年頃になると マティス・シムル・オフマン・リッダーブッシュを並べて、まるで“モツ・レク”なみの超豪華さに驚かされます。DG及びバイエルン放送は… 営業的にはともかく 音楽の紹介と記録の面で… “ドイツ音楽総本山”のプライドをかけて臨んでいた事が窺えます。
それにしても…ブルックナーに かほど宗教曲がある事も驚きです。ワーグナーにはほとんど無かったはずで、ブルックナーとワーグナーの似て非なるところは この辺りに由来するのか と合点がいきます。同時に ヨッフムのシンパシーにも… 何となく理解が及びます。

この２枚は 分売になっていたものを私がセレクトして求めていた物です。“20世紀の巨匠シリーズ”の“ヨッフムの巻”、オペラ以外の録音がドッと再発売された折の品です。発売とほぼ同時の購入だと思います。

極美品です。2004~5年頃に求めました。本体 ケース リーフレットとも開封時のままだと思います。

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