ご覧いただきありがとうございます。今回出品する品物は、写真の太刀です。


銃砲刀剣類登録証番号 長野県 第81773号

種別　　刀
長さ　　 ７3．0センチ
反り　　　　2．2センチ　
目くぎ穴　　　１個


元幅約３．３センチ　元重約０．８センチ
先幅約２．５センチ


刀重量約1.1kg

写真の2枚目刀入れの木にクラックがあります。

画像をよく確認して下さい。


在銘　宮入小左衛門行平
　　　平成八丙子年仲秋

以下ネットからの引用になります。

間違えもあるかもしれません。


人間国宝「宮入行平」の次男で、現在「無鑑査刀匠」で次期人間国宝として名高い「宮入小左衛
門行平」の太刀になります。
現在の現代刀匠で、最高位である「全日本刀匠会」の会長に就任しています。最も人間国宝に近い
刀匠と言えます。

刀身は太刀で、約二尺五寸二分もある長寸で、棒樋が入り、茎も振袖茎のように反りがあり、刀身
自体も反りが2.2センチある反りの強い刀身です。
姿は「志津兼氏」のような太刀で、鎌倉後期から南北朝時代の太刀姿です。刃中の働きも抜群で、
相州伝の最高傑作だと思います。金筋や地景が見られ覇気のある刀身で、さすが天才の作品だと
思います。

共箱付で箱は多少の痛みはありますが、綺麗な箱になっています。直筆の箱書きもあります。
専用の風呂敷もありますので、刀箱を包めます。

現在人気刀匠ですので、注文しても手に入りにくい刀匠ですので、是非この機会によろしくお願いしま
す。



宮入小左衛門行平

師でもあった父、宮入行平（ゆきひら）氏はこの国が誇る重要無形文化財保持者、すなわち
人間国宝だった。
そしてその子は、父が鍛錬した技術と精神を十二分に継承し、独自に発展させる当代第一級
の刀鍛冶でもある。


小左衛門行平（本名・恵さん）は１９８３年（昭和５８年）に、第１９回新作名刀展に初出
品をした。
結果は、努力賞だった。その後も、優秀賞、寒山賞、毎日新聞社賞などを次々と受賞していく。
そして、９３年、９５年、９６年、９８年、９９年、００年と、幾度となく最高賞である高松
宮賞も受賞した。

日本刀は、鎌倉期と南北朝期の作品が頂点とされる。
いわば千年近い歴史の掘り起こしから始まる、途方もない道のりがある。なかでも父が理想と
したのが、相州伝とされるもので、歳月を経ても変わることのない「覇気」がある。優美さ
繊細さとは一線を画したものだ。
その通りにできないわけじゃないが、いにしえの原形を想像し、自分が美しいと思う姿に置き
換えていく。それが作刀である。
手本はあって、ない。

そもそも宮入家の刀剣づくりは、江戸末期に刀鍛冶をめざして江戸へと出た曾祖父「小左衛門」
に始まる。
父「行平」がこれを受け継ぎ、自身の美術や文化への造詣の深さから、独自の作風をつくりあげ
ていった。
ところが、残念なことに二人は、はからずも思い半ばでこの世を去った。やりかけの仕事はいっ
ぱいあったはずだ。
かれらが描き切れなかった夢のつづきを、こんどは自分がつくっていかなければならない。その
思いから、二人の刀銘をいただいて、「宮入小左衛門行平」と名を改めた。

人間国宝である宮入行平には２人の子供がいて、長男は現在は俳優の道に進み、次男である小左
衛門行平が宮入家の作刀を継承しています。天才の血を受けつぐ名工です。



人間国宝故宮入行平刀匠二男として坂城町に生まれ、昭和５２年（１９７７）、宮入鍛錬道場へ
入門。
昭和５７年（１９８２）、文化庁より作刀承認を受ける。翌年春の新作名刀展に初出品で努力賞
を受賞、以後優秀賞、寒山賞などの各賞をはじめ、最高賞である高松宮賞を6回も受賞し、平成
１２年（２０００）、無鑑査の認定を受ける。
平成8年に刀工銘を宮入恵から今の雅号、小左衛門行平に改め作刀の目標を相州伝において製作を
続けている。





日本刀名匠（作刀）

【 宮入みやいり 恵けい 】（ 小左衛門行平こざえもんゆきひら ）


＜経歴＞
昭和32年 長野県坂城町生まれ（人間国宝 宮入行平 次男）
昭和51年 北海道七飯町「松田牧場」 就労
昭和52年 宮入行平に師事 後に藤安将平に師事
昭和57年 文化庁より作刀承認を受ける
平成１２年　無鑑査刀匠になる。
現在 長野県在住
全日本刀匠会 会長
公益財団法人日本刀文化振興協会 常任理事


＜活動歴＞
平成5・8年 「人間国宝 故宮入行平一門展」 開催（ながの東急）
平成8年 「人間国宝 故宮入行平とその一門展」 出品（鶴岡市・致道博物館）
刀銘を小左衛門行平に改める
平成9年 「炎に祈る・宮入小左衛門行平の世界」 開催（東急百貨店本店）
平成12年 「百錬之・宮入小左衛門行平の世界」 開催（東急百貨店本店）
平成14年 坂城町鉄の展示館開館記念特別展 出品（坂城町・坂城町鉄の展示館）
平成15年 坂城町無形文化財（工芸技術） 指定
「くろかねの・宮入小左衛門行平展」 開催（日本橋高島屋本店）
平成16年 「くろかねの・宮入小左衛門行平展」 開催（高崎スズラン）
平成17 年 坂城町合併五十周年記念展覧会「刀匠宮入行平と宮入一門～その真髄をさぐる
～」 出品（坂城町・坂城町鉄の展示館）
「故宮入行平とその一門展」 出品（三島・佐野美術館）
「故宮入行平・小左衛門行平父子展」 出品（鳥取県・日南町美術館）
平成18年 宮入鍛刀道場傳習館 開設
「鋼の色・宮入小左衛門行平展」 開催（日本橋高島屋本店）
平成19年 鉄の展示館開館5周年記念展 「刀匠宮入行平「父と子」二人展」 出品（坂城町・
坂城町鉄の展示館）
「刀匠宮入行平・宮入小左衛門行平親子北海道展」 開催（七飯町歴史館）
平成20年 「炎に祈る・宮入小左衛門行平展」 開催（ながの東急）
平成21年 公益財団法人日本刀文化振興協会 専務理事 就任
平成22年 「祈りのかたち・宮入小左衛門行平展」 開催（日本橋高島屋本店）
第62回伊勢神宮式年遷宮において御神宝太刀 制作
平成23年 「炎に祈る・宮入小左衛門行平展」 開催（十日町市・星と森の詩美術館）
平成 24 年 鉄の展示館開館 10 周年記念展 「宮入小左衛門行平－祈りのかたち－」 開催


（2025年 9月 29日 17時 58分 追加）
刀身だけの重量約８４5グラム