ニルス・フラームは何世紀にもわたって受け継がれてきたピアニスト・コンポーザーという存在を、新しい世代の音楽ファンのために生まれ変わらせ世界を静かに変えてきました。 今作は2009年にトーマス・ガイガーがプロデュースした論文「Conversations for Piano and Room」の一部として、グラーツの音楽・舞台芸術大学Mumuthで録音された若き日のニルスの未発表のスナップショットです。そのうち2曲(特に『Hammers』)は彼のライブセットの一部として生き続け、2013年に発表したアルバム『スペイシーズ』で再構築されました。彼のクラシックの和声音源とジャズの即興性という本質的な天才性は今作から垣間みる事ができます。